2012/2/19 CCC117th
2012年2月20日 TCG全般さてさてさて、突然ですが皆さん、ドルイドの物入れというカードを知っていますか?
M12に収録されている3マナのアーティファクトで、2マナとタップで起動し、ライブラリーのトップをめくります。それがクリーチャーカードであれば1/1のトークンを出し、土地カードであればそのまま場に出し、その他のカードであれば2点のライフを得るという能力を持っています。何が出てくるかわからない魔法のかばん的な雰囲気をもったファンカードですが、これ何気に強いのではないでしょうか?
トークンを出す能力はかつてのアウトポストを彷彿とさせますし、土地を伸ばしつつ有効ドロー率を上げる能力はまさにランパン。さらに防御に使えば若返りの泉の2倍の効率でライフを増やしてくれるという、実は攻防一体にして完全無欠、前人未到で問答無用な魔法のかばんだと考えられるのです!
というわけでこのカードをベースにデッキを作ってCCCに参戦してきました。久々の本戦出場ですが、はたしてどうなりますか。デッキリストは以下の通りです。
「かばんのばかーん」
クリーチャー 28枚
4 ゴブリンの付け火屋
4 ゴブリンの投火師
4 トゲ打ちの古老
4 嵐血の狂戦士
1 松明の悪鬼
4 ゴブリンの戦煽り
4 ゴブリンの酋長
3 オキシド峠の英雄
呪文 10枚
2 ショック
4 四肢切断
2 ドルイドの物入れ
2 肉体と精神の剣
土地 22枚
1 ステンシアの血の間
3 竜髑髏の山頂
18 山
サイドボード
4 躁の蛮人
4 ヴァルショクの難民
4 ゴブリンの手投げ弾
3 裏切りの血
かばんの相方としてゴブリンを採用しました。クリーチャーを相当数投入するデッキで、古老の能力でマナを活用できて、自らライフを削る四肢切断をフル投入するという、まさにベストパートナーといっていい関係といえます。ゴブリン側からみたドルイドの物入れは、息切れ防止、リセット対策、マナフラッド対策と、足りなかった部分をことごとく補ってくれる心強い存在となります。長期戦になったときの追加クロックとして1枚挿しているステンシアも、かばんの後押しにより使いやすくなるでしょう。といってもこれはあくまでおまけ程度の存在であり、過剰な期待は禁物というものですが。では実戦です。このご時世に準赤単で大会に出るとか正気の沙汰とは思えませんが、さしあたり徹夜の所為にして、参加者27人の5回戦に挑みます。
ラウンド1 vs赤緑ケッシグ
1本目
緑ゼニスからのバードを四肢切断で倒してゴブリンを展開していくと、相手は4ターン目にスラーンを召喚。殴りにもいけず土地だけ置いてターンを渡したら、相手は5マナ目を引けなかった様子でスラーンで殴ってくる。そのままエンドなあたりはいかにも感電破orスラグストームの構えに見えなくもないが、ブロッカーがいないときに削りにいかないと勝利がないので酋長ともう1体なにか追加して全軍突撃。するとこのアタックが全部ヒットして10点以上持っていく。返しに全除去を打たれることもなくそのまま勝利。ついていたとしか言いようがない
2本目
相手は順調にマナを伸ばしてワームコイル召喚。この時点で半分ほど削っており手札にはグレネード。トップにレイコマがあれば勝利がみえる場面だが引き込めず、グレネードをワームに打たざるを得なくなる。これで息切れムードのところにタイタンを追加されて投了
3本目
相手2マリでインクモス+スフィアキープの1ランドストップ。これは如何ともしがたい
ラウンド2 vs青白虫
1本目
バウンスで時間を稼がれつつトラフトに削られ、瞬唱ガットショットで負け
2本目
ちまちま削ったもののトラフトで一気にクロックをひっくり返され、カウンターとバウンスで蓋をされて負け。いまいちよく覚えていないのだが、たしか殴ってきたトラフトをブロックで倒せるところをスルーしてしまった場面が1度あったような気がする。たぶん手札に酋長かなにか抱えていて、次のターンの打点上打ち勝てると踏んだんだろうけど、バウンスや瞬唱ブロックなど、相手の防御手段は豊富にあるわけだからトラフトは倒せるときに倒しておくのが正解だったと思う。今大会1番のミスはたぶんこれかな
ラウンド3 vsエスパーコントロール
1本目
こちらフラッド気味、しょぼいクリーチャーでちくちく殴るしかない場面でタイムリーを打たれる。メインから採ってるかー。やりよる。ならば投了だ
2本目
展開してパンチ→ラスゴ、展開してパンチ→ラスゴ、展開してパンチ+グレネード。手札全部使ってぴったり20点削って勝ち
3本目
相手2マリ。一度全力展開した返しにラスゴをトップされて大打撃を受けるが、その後の相手の引きは芳しくなく、後続を出して削りきり勝ち
ラウンド4 vs白黒緑トークン
1本目
バーサーカーに青森剣をつけて攻め立て、トークンをオキシドで突破して勝ち
2本目
相手事故。十字軍が3枚張ってあるのにトークン1体もいないというね
ラウンド5 vs白青ウィニー
1本目
相手があまりクリーチャーを引かず、少ない除去で捌けてしまって勝ち
2本目
ミラクルの攻撃をぎりぎりまで本体で受けながら、投火師を2体並べて削っていく。手札にグレネードを抱え、このターンの攻撃をチャンプブロックでしのげば勝利がみえる場面まで漕ぎ着けるが、そこに赤白剣が降臨して負け。なおこのゲームで、撤廃者がいる盤面で自分のターンに投火師を起動せず、相手のターンエンドに起動しようとして失敗し1点損するミスがあった。忘れないように
3本目
投火師からバーサーカーにつなげる良いスタート。2回ほど殴った後、相手が出してきた白英雄をレイコマで奪って一気に削りきり勝ち。相手は初手にメンタルを引いており、これをミラクル対象のショックを弾くのに使ってきたのだが、1ターン目の投火師に使われていたらまた違った展開になっていただろう。微妙な判断かもしれないが、ミスに助けられての勝利である
というわけで4勝1敗。なんと4位に入賞しました。数字としてはまあまあ良いんですけど、デッキ最大の勝ち筋が「相手が事故る」で、次の勝ち筋は「相手がミスる」だというのはさすがにいかんなぁと思いました。というか、大会前から予想していたことではありますが、逆境の赤単ですよこれ。タイムリーは相変わらず鬱陶しいし、除去れないクリーチャーばっかりだし、トラフトとかまじ無理だし、なんか赤白剣流行ってるし、不死だの狩り達だの新加入してくるし、なんなんだー! これはもう、イニストラードブロックが落ちるまでスタン休止までありますよ。なので次は未定。はげしく未定! といっても、なにか別のデッキを作ればいいという説も一応あるので、おいおい策を練ろうと思ってはいます一応。
といった感じなのでしばらくはまたレガシーをメインにやろうかなと思います。今回はパーミッションに絶望したためレガCCCに出ませんでしたが、次はぜひ出場したいところですね。では今回はここまでです。運営に携わった皆様、および参加された皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。ではではまた!
本日のスタン 4勝1敗
今期のスタン 4勝1敗
今期のレガシー 3勝4敗
今期のドラフト 3勝2敗(2012/2/19現在)
いちおう書いておきます
かばんは残念ながら活躍しませんでした。全マッチ全ゲームですべてサイドアウトされていました。環境はかなり速い&カードパワー強いので、悠長にかばんを漁って「何が出るかな~」とかやってる場合ではなかったようですね。かばんから出てくるクリーチャーのサイズに合わせて、1/1クラスのクリーチャーを横に並べるゴブリンに寄せてデッキをつくったというのに、マジックとは厳しいものである・・・
M12に収録されている3マナのアーティファクトで、2マナとタップで起動し、ライブラリーのトップをめくります。それがクリーチャーカードであれば1/1のトークンを出し、土地カードであればそのまま場に出し、その他のカードであれば2点のライフを得るという能力を持っています。何が出てくるかわからない魔法のかばん的な雰囲気をもったファンカードですが、これ何気に強いのではないでしょうか?
トークンを出す能力はかつてのアウトポストを彷彿とさせますし、土地を伸ばしつつ有効ドロー率を上げる能力はまさにランパン。さらに防御に使えば若返りの泉の2倍の効率でライフを増やしてくれるという、実は攻防一体にして完全無欠、前人未到で問答無用な魔法のかばんだと考えられるのです!
というわけでこのカードをベースにデッキを作ってCCCに参戦してきました。久々の本戦出場ですが、はたしてどうなりますか。デッキリストは以下の通りです。
「かばんのばかーん」
クリーチャー 28枚
4 ゴブリンの付け火屋
4 ゴブリンの投火師
4 トゲ打ちの古老
4 嵐血の狂戦士
1 松明の悪鬼
4 ゴブリンの戦煽り
4 ゴブリンの酋長
3 オキシド峠の英雄
呪文 10枚
2 ショック
4 四肢切断
2 ドルイドの物入れ
2 肉体と精神の剣
土地 22枚
1 ステンシアの血の間
3 竜髑髏の山頂
18 山
サイドボード
4 躁の蛮人
4 ヴァルショクの難民
4 ゴブリンの手投げ弾
3 裏切りの血
かばんの相方としてゴブリンを採用しました。クリーチャーを相当数投入するデッキで、古老の能力でマナを活用できて、自らライフを削る四肢切断をフル投入するという、まさにベストパートナーといっていい関係といえます。ゴブリン側からみたドルイドの物入れは、息切れ防止、リセット対策、マナフラッド対策と、足りなかった部分をことごとく補ってくれる心強い存在となります。長期戦になったときの追加クロックとして1枚挿しているステンシアも、かばんの後押しにより使いやすくなるでしょう。といってもこれはあくまでおまけ程度の存在であり、過剰な期待は禁物というものですが。では実戦です。このご時世に準赤単で大会に出るとか正気の沙汰とは思えませんが、さしあたり徹夜の所為にして、参加者27人の5回戦に挑みます。
ラウンド1 vs赤緑ケッシグ
1本目
緑ゼニスからのバードを四肢切断で倒してゴブリンを展開していくと、相手は4ターン目にスラーンを召喚。殴りにもいけず土地だけ置いてターンを渡したら、相手は5マナ目を引けなかった様子でスラーンで殴ってくる。そのままエンドなあたりはいかにも感電破orスラグストームの構えに見えなくもないが、ブロッカーがいないときに削りにいかないと勝利がないので酋長ともう1体なにか追加して全軍突撃。するとこのアタックが全部ヒットして10点以上持っていく。返しに全除去を打たれることもなくそのまま勝利。ついていたとしか言いようがない
2本目
相手は順調にマナを伸ばしてワームコイル召喚。この時点で半分ほど削っており手札にはグレネード。トップにレイコマがあれば勝利がみえる場面だが引き込めず、グレネードをワームに打たざるを得なくなる。これで息切れムードのところにタイタンを追加されて投了
3本目
相手2マリでインクモス+スフィアキープの1ランドストップ。これは如何ともしがたい
ラウンド2 vs青白虫
1本目
バウンスで時間を稼がれつつトラフトに削られ、瞬唱ガットショットで負け
2本目
ちまちま削ったもののトラフトで一気にクロックをひっくり返され、カウンターとバウンスで蓋をされて負け。いまいちよく覚えていないのだが、たしか殴ってきたトラフトをブロックで倒せるところをスルーしてしまった場面が1度あったような気がする。たぶん手札に酋長かなにか抱えていて、次のターンの打点上打ち勝てると踏んだんだろうけど、バウンスや瞬唱ブロックなど、相手の防御手段は豊富にあるわけだからトラフトは倒せるときに倒しておくのが正解だったと思う。今大会1番のミスはたぶんこれかな
ラウンド3 vsエスパーコントロール
1本目
こちらフラッド気味、しょぼいクリーチャーでちくちく殴るしかない場面でタイムリーを打たれる。メインから採ってるかー。やりよる。ならば投了だ
2本目
展開してパンチ→ラスゴ、展開してパンチ→ラスゴ、展開してパンチ+グレネード。手札全部使ってぴったり20点削って勝ち
3本目
相手2マリ。一度全力展開した返しにラスゴをトップされて大打撃を受けるが、その後の相手の引きは芳しくなく、後続を出して削りきり勝ち
ラウンド4 vs白黒緑トークン
1本目
バーサーカーに青森剣をつけて攻め立て、トークンをオキシドで突破して勝ち
2本目
相手事故。十字軍が3枚張ってあるのにトークン1体もいないというね
ラウンド5 vs白青ウィニー
1本目
相手があまりクリーチャーを引かず、少ない除去で捌けてしまって勝ち
2本目
ミラクルの攻撃をぎりぎりまで本体で受けながら、投火師を2体並べて削っていく。手札にグレネードを抱え、このターンの攻撃をチャンプブロックでしのげば勝利がみえる場面まで漕ぎ着けるが、そこに赤白剣が降臨して負け。なおこのゲームで、撤廃者がいる盤面で自分のターンに投火師を起動せず、相手のターンエンドに起動しようとして失敗し1点損するミスがあった。忘れないように
3本目
投火師からバーサーカーにつなげる良いスタート。2回ほど殴った後、相手が出してきた白英雄をレイコマで奪って一気に削りきり勝ち。相手は初手にメンタルを引いており、これをミラクル対象のショックを弾くのに使ってきたのだが、1ターン目の投火師に使われていたらまた違った展開になっていただろう。微妙な判断かもしれないが、ミスに助けられての勝利である
というわけで4勝1敗。なんと4位に入賞しました。数字としてはまあまあ良いんですけど、デッキ最大の勝ち筋が「相手が事故る」で、次の勝ち筋は「相手がミスる」だというのはさすがにいかんなぁと思いました。というか、大会前から予想していたことではありますが、逆境の赤単ですよこれ。タイムリーは相変わらず鬱陶しいし、除去れないクリーチャーばっかりだし、トラフトとかまじ無理だし、なんか赤白剣流行ってるし、不死だの狩り達だの新加入してくるし、なんなんだー! これはもう、イニストラードブロックが落ちるまでスタン休止までありますよ。なので次は未定。はげしく未定! といっても、なにか別のデッキを作ればいいという説も一応あるので、おいおい策を練ろうと思ってはいます一応。
といった感じなのでしばらくはまたレガシーをメインにやろうかなと思います。今回はパーミッションに絶望したためレガCCCに出ませんでしたが、次はぜひ出場したいところですね。では今回はここまでです。運営に携わった皆様、および参加された皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。ではではまた!
本日のスタン 4勝1敗
今期のスタン 4勝1敗
今期のレガシー 3勝4敗
今期のドラフト 3勝2敗(2012/2/19現在)
いちおう書いておきます
かばんは残念ながら活躍しませんでした。全マッチ全ゲームですべてサイドアウトされていました。環境はかなり速い&カードパワー強いので、悠長にかばんを漁って「何が出るかな~」とかやってる場合ではなかったようですね。かばんから出てくるクリーチャーのサイズに合わせて、1/1クラスのクリーチャーを横に並べるゴブリンに寄せてデッキをつくったというのに、マジックとは厳しいものである・・・
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