さてさてさて、というわけで日本選手権の裏側でこっそり開催されている発売記念パーティーに参加してきました。レギュレーションはブースタードラフトで、午前、午後の2部構成。プレリの反省をいかして良いデッキをつくりたいところです。自分としては珍しくテンポデッキ作成を狙ってピックをしていく予定。

 さてさて午前の部は人数の都合で7人卓。1-1墓地を刈り取るもの。ボムというには若干弱い気がするが、ひとたび動き出せば黙々とアドバンテージを生み出す良カード。開始前から狙っていたテンポ戦略との相性もよく、文句のない初手である。そのあとは赤の狂喜クリーチャーがたくさん流れてきたので赤黒を中心にピックして以下のようなデッキを構築。

クリーチャー 17枚
 3 ゴブリンの投火師
 1 ゴブリンの付け火屋
 1 苛まれし魂
 1 夜の子
 1 縞瑪瑙の魔道士
 1 血の求道者
 1 血のオーガ
 1 躁の蛮人
 1 血怒りの吸血鬼
 1 墓地を刈り取るもの
 2 血まみれ角のミノタウルス
 1 漂う影
 1 吸血鬼ののけ者
 1 センギアの吸血鬼

呪文 6枚
 1 ショック
 1 肉体のねじ切り
 1 火葬
 1 殺戮の叫び
 1 ゴブリンの手投げ弾
 1 溶岩の斧

土地 17枚
 9 山
 8 沼

こんな感じの狂喜デッキ。ロード以外にゾンビの姿がみえないが問題はない。2マナクリーチャーと除去が薄いことのほうがむしろ大問題なのだが、レア取りとの兼ね合いもあるのでこれはやむを得ないということにする。以前の日記にも書いたことがあるが、レアを取りつつデュエルを取るのが真の強者というものである。では実戦。

ラウンド1 vs黒青白
 1本目 マリガン後2ランドストップ。何もできず負け
 2本目 序盤ちょこっと攻めるがマナフラッドで攻勢がストップ。クリーチャーが出せないならこれしかない! 本体に溶岩の斧!! とかやってて勝てるわけが無い

ラウンド2 vs緑赤黒
 1本目 序盤から順調に展開できて勝ち
 2本目 序盤から順調に展開できて勝ち。やはり狂喜が火を噴くとそうそう止まらない

ラウンド3 vs青単
 1本目 投火師スタートで序盤から攻勢をかけ、最後は投火師2体並べて削りきり勝ち
 2本目 またも投火師スタートで攻め立て、最後はゴブリングレネードを撃ち込み勝ち

と2勝1敗。1戦目が悔やまれるがまあ仕方ない。シールドの反省も生きており、まずまずの成績といえよう。
 今回のドラフトでは投火師をはじめとする1マナクリーチャーの評価がだいぶ上がった。狂喜デッキを実際にまわしてわかったことだが、このデッキは圧倒的に「粘れない」デッキなのだ。基本戦略が速度押しとサイズ押しであり、アドバンテージカードに乏しいため、ちょっと出遅れたり、膠着してしまったりすると大半のカードが攻め手として計算できなくなる。そうなったときに継続してライフを攻めにいけるのがゴブリンの投火師と苛まれし魂なのである。狂喜デッキをつくる際はこの2枚をどれだけ集められるかが成功の鍵になりそうだ。

 さて続いての午後の部は人数の都合で6人卓。1-1渋面の溶岩使い。レアで、1マナで、アドバンテージカード。すばらしい。となりにファイアボールなどあるがもうなにも見えない。しかしここから赤カードがまったく流れてこず、1-2忘却の輪、1-3マナリスと取ってからは各色の強いカードをつまみ食いして2パック目以降に期待する方針で進める。すると2-1チャンドラの憤慨、2-2火山のドラゴン、2-3ソリンの復讐という展開となりこの辺でほぼ黒赤路線が確定する。これ以降黒はわたしの独占状態となり、下のようなデッキが完成した。

クリーチャー 15枚
 1 苛まれし魂
 1 渋面の溶岩使い
 2 薄暮狩りのコウモリ
 1 夜の子
 1 真紅の魔道士
 1 血怒りの吸血鬼
 1 出征路のグール
 1 順応する自動機械
 3 漂う影
 1 グレイブディガー
 1 吸血鬼ののけ者
 1 火山のドラゴン

呪文 8枚
 1 肉体のねじ切り
 1 ショック
 1 破滅の刃
 1 ソリンの渇き
 1 チャンドラの憤慨
 1 精神腐敗
 1 ソリンの復讐
 1 マナリス

土地 17枚
 10 沼
 7 山

黒赤なんちゃって狂喜デッキ。1マナのクリーチャーが少ないのであまり狂喜に期待しない構成にしている。シェイドを強く使うため土地は沼を多めに。なんとか10点削ればあとは適当にしのいでソリン砲という勝ち筋があるのも良い、はず。では実戦。

ラウンド1 vs青緑
 1本目 クリーチャー同士の潰し合いの末ドラゴンが生き残り勝ち
 2本目 フライヤーを並べられて受けきれず負け
 3本目 序盤から攻勢をかけライフを削る。その後ファッティを出され場を制圧されるが、タップアウトした返しのソリン砲で勝ち

ラウンド2 vs赤青
 1本目 狂喜クリーチャーで地上を固め、シェイドで削って勝ち
 2本目 また地上を固めてシェイドで殴る展開。1体目のシェイドは焼かれたが第2波攻撃にドラゴンを送り込んで勝ち

ラウンド3 vs緑白
 1本目 シェイド2枚で削ってソリン砲を撃ち込み勝ち
 2本目 苛まれし魂で殴り始めたものの、馬にトロール皮をつけられて除去不可能なファッティをつくられ、クロックで逆転される。この猛攻をチャンプブロックでひたすら凌ぎ、1点ずつ地道に殴っていく。しかしこのクロック差は如何ともしがたく、ライフ1まで削られて次のアタックで戦線崩壊、というところまで追い詰められる。絶望のラストターンかと思われたがここでソリン砲をディスティニードロー! このとき相手のライフが11。魂パンチで10、ソリン砲で0。勝利!

とまさかの3勝。やはり1マナクリーチャーが偉かった。それとソリン砲。正直たいして期待していなかったのだがこれほどのものとは。7マナで10点ってすごくね? とか話半分で喋っていたけど冗談ではすまない威力である。これは初手級に格上げ。重いのは確かだが、撃つまで生きられるようにデッキを組めば何の問題もない。アドバンテージなどいらない。本体さえ、倒せば、それでいいんだッ! 見たら、取る!

 といったところで今回はここまでです。なんにせよ勝ててよかった。次回はCCC。というかこの日記書いてる今現在CCC当日の朝なんですけどね。さてぼちぼち準備にかかるとしますか。ではではまた!


本日のドラフト  5勝1敗

今期のスタン   15勝11敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  12勝8敗
今期のドラフト  12勝5敗1分 (2011/7/17現在)
さてさてさて、というわけでプレリに参加してきました。地元では土曜のプレリがなく、今回は日曜のみの参加です。出たレアは以下。

メサの女魔術師
非実在の王
ウスーンのスフィンクス
開放された精神
世界混ぜ
順応する自動機械

これは厳しい。スフィンクスあたりはまあいいんだが、世界を混ぜてもなあ・・・ さしあたりロードに注目して見ていくか・・・

 という感じでカードを確認すると、青ロードがいるけどその他のイリュージョンが皆無、茶ロードはいるけどクリーチャータイプはばらばらというなんとも微妙なカードプール。ぎりぎりまで迷った末赤黒の狂喜デッキを構築。カードパワーが低いのでスピードで押していく狙いで、参加者50人弱のスイス4回戦に挑みます。

ラウンド1 vs赤黒狂喜デッキ
 1本目 よく回って勝ち
 2本目 勝ちそうだったが反逆の行動をくらって逆転負け
 3本目 互いに若干遅い滑り出し。こちらのプランは3ターン目にショックを本体にうって2マナ狂喜2のバーサーカーを出すのが関の山。ということでショックをうってからバーサーカーを出したらこいつがなんと3マナ狂喜1ファーストのオーガで、ショック空撃ちのうえにクリーチャーも出ないというイッツミス! ぬおお超ショックだよ! とこれが響いて大敗。相手の展開的に3ターン目のオーガ素出しで十分勝負になっていたのでもう何が何やら。ミスがなければ勝っていたとは限らないけど、悔やまれる一戦であった。

 負けたのでデッキを組み替える。黒が若干弱いので青赤に変更。
ラウンド2 vs青白緑
 1本目 ガラクの大軍にすさまじいアドバンテージを稼がれるも、スフィンクスで粘った末にフルアタックとショックで押し込んで勝ち
 2本目 マリガン+土地ストップで勝負にならず負け
 3本目 テンポよく軽クリーチャーを並べられ押し負け

 また負けたのでデッキを組み替える。防御力を重視して緑青赤に変更。
ラウンド3 vs赤青黒
 1本目 フライヤーにコンマジをくらい戦線が崩壊して負け
 2本目 相手のドラゴンを焼いて持久戦プランor送還してダメージレースプランの2択で前者を選択したら青マナが1枚で止まってしまい負け。ミスだった・・・ かな?

 絶望に打ちひしがれながらデッキを組み替える。3色は事故るので緑5色に変更。
ラウンド4 vs赤白緑
 1本目 破滅の刃、忘却の輪等で場をコントロールしてファッティにつなげて勝ち
 2本目 1本目と似たような展開で、今度はフライヤーで勝ち

というわけで1勝3敗。なんとも残念な結果に終わってしまった。やはり最初から5色でいくべきだったか・・・
 というのは冗談で、敗因はコントロールカードに乏しいカードプールでコントロールデッキを作りにいったことだと思っています。大会終了後に練習したとき赤青白でテンポデッキを組む戦略を教えてもらったところこれがかなり強かったので。最初からそのルートを通っていたら勝敗は逆転していたような気もしないでもないまであります。マジックのゲーム展開のとらえ方そのものを変える必要があるかもしれん。とまで思えました。

 マジックのゲームの流れは、序盤のライフをある程度犠牲にしてカードアドバンテージを確保し、序盤得たカードアドバンテージを中盤からライフアドバンテージに変換していき、終盤は押し込みの詰将棋。
 まあ概ねこんな感じで進むものと認識していました。しかし最近は打高投低冬型の気圧配置的にクリーチャーが強いので、リミテッドにおいても序盤からいきなり終盤に雪崩れ込む勢いの攻勢をかけられてしまい、地道にカードアドバンテージを稼いでいるうちに本体が虫の息になっていたりします。場を制圧してからゆっくり勝ちにいこうとしても、そらよッ!とかレイコマとかアンサモンみたいな、いわゆるカードアドバンテージを生まない系のカードで簡単に負けてしまえるのです。
 基本セットだから、というのも理由にあるかもしれませんが、「カードアドバンテージを取ったほうが自動的に勝利を手に入れるゲーム」というより、「ターンを奪いながらライフを攻めるゲーム」という側面が強く現れているように感じました。いってみれば赤単のアドバンテージ獲得論に近いんでしょうか、相手の手札が残っているうちに勝利すればその残った手札分がアドバンテージ、みたいなね。なるべく軽く、且つ速いデッキを作り、最序盤からライフのみを狙った詰将棋でプレイする、どうやらこのへんが最適解のようです。大海月があってネクラタルがないあたりにそういう意図を感じたり感じなかったりする今日この頃です。
 今回の感想はこんなところでしょうか。次回は発売記念パーティーのドラフトですが、はたして出られるかどうか。出られるなら今回の教訓を生かしたドラフトをしたいものです。あとはCCC。日本選手権の裏番組ということで、強者どもがいないから入賞のチャンスかもわかりませんね。しかしデッキが無いんだよな・・・ なにか閃かないかな・・・ といったところで、ではではまた!


本日のシールド  1勝3敗

今期のスタン   15勝11敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  12勝8敗
今期のドラフト  7勝4敗1分 (2011/7/10現在)
暑いですね。

さてさてさて、6月も最終日ということで今年も残すところ半分となりました。このあたりで今年の目標の達成状況確認および目標値の見直しを行います。昨年末たてた今年の目標は以下の通り。

限定戦の目標
 ①限定戦のレーティングを1800点台にのせる(一時的にでも良い)
 ②限定戦最終勝率6割以上
 ③The Limits本戦に出場し、シールド、ドラフトの両ラウンドともに勝ち越す
構築戦の目標
 ①構築の大会で6回入賞する
 ②エターナル部門のレーティングにおいて1600点を上回った状態で年末を迎える
 ③The Finals本戦に出場する

というものです。これより項目ひとつひとつについて、状況確認とそれに伴う修正を加えていきます。まず限定戦から。

①限定戦のレーティングを1800点台にのせる(一時的にでも良い)
 未達成。6月27日現在のレーティングが1770点。あと30点って何気に遠いような気もしますが、この目標は下半期も継続します。

②限定戦最終勝率6割以上
 達成中。6月30日現在のシールド、ドラフトの成績はあわせて18勝9敗1分。勝率は.666です。若干試合数が少ない気もしますが、まずまずの勝率。この目標も継続します。

③The Limits本戦に出場し、シールド、ドラフトの両ラウンドともに勝ち越す
 未達成。予選もまだなので当然といえば当然ですが。この目標も継続します。いちおう不戦勝の権利は取ったので、良い滑り出しといえるのではないでしょうか。

つづいて構築戦
①構築の大会で6回入賞する
 未達成。6月30日現在で入賞が3回。いちおう年6回入賞できるペースなので、この目標も継続します。今年は4月まで入賞がなく、5月のCCCでようやく初入賞。目標値を下方修正する勢いでしたが、6月にゲームデー、ファイナルズゲートウェイと連続入賞できてなんとか盛り返した感じです。ちなみに入賞の定義は、参加賞より上の賞品を獲得できる順位に入ること、としています。大会参加人数は不問。

②エターナル部門のレーティングにおいて1600点を上回った状態で年末を迎える
 未達成。というかいまだにエターナル部門の公認大会に参加していません。マーシナリーを解体して以来、レガシーのモチベーションもまったく上がる気配をみせないので、この目標は無期限に凍結するものとします。まかり間違ってやる気が出てしまうこともあるかもしれませんが、その時はその時です。

③The Finals本戦に出場する
 未達成。これも予選がまだなのでやむなしですね。この目標も継続。予選の時期に構築戦のモチベーションが下がっている可能性は否定できませんが、その時はその時です。

といった感じ。こうして見直してみるとなかなか良い半年だったかな。EDHばかりいじっていた割にスタンも頑張れてる気がするし。あとあれだ、大会に参加する度にDNを更新するという公約を守れているのも素晴らしい。なにはともあれ、今年の前半戦は楽しくマジックをすることができました。まわりの仲間達に感謝です。後半戦もよろしくお願い致します。次回はおそらくM12のプレリかな。ではではまた!
さてさてさて、というわけで土浦の大会に参加してきました。デッキは黒赤吸血鬼。前日は白ウィニー風のデッキをいじっていましたがいまいち強く仕上げられなかったため当日の朝に黒赤に変更しました。以下リストです。

クリーチャー 26枚
 4 吸血鬼の裂断者
 4 鼓動の追跡者
 4 恐血鬼
 4 マラキールの門番
 3 カラストリアの貴人
 4 躁の蛮人
 3 オキシド峠の英雄

呪文 11枚
 4 稲妻
 4 四肢切断
 2 血の署名
 1 肉体と精神の剣

土地 23枚
 4 溶岩爪の辺境
 4 黒割れの崖
 4 竜髑髏の山頂
 1 湿地の干潟
 1 新緑の地下墓地
 8 沼
 1 山

サイドボード
 4 吸血鬼の呪詛術士
 1 カラストリアの貴人
 2 呪文滑り
 2 焼却
 2 蔑み
 1 強迫
 2 電弧の痕跡
 1 反逆の印

まあ普通ですね。 では実戦です。参加者15人のスイス4回戦。

ラウンド1 vs青黒赤テゼレットコントロール
 1本目 チャリス等をヴァンダルで潰しつつ殴り勝ち。
 2本目 5/5のチャリスを四肢切断で除去して殴り勝ち。とりあえず相性がよいとしか言いようがない。

ラウンド2 vs黒単
 1本目 デーモンを門番で倒し、鞭打ちをヴァンダルで壊す。除去を打たれても恐血鬼であっさりリカバリ。これまた相性がよいとしか言いようがなく勝利。
 2本目 おおむね1本目と同じ展開で勝利。

ラウンド3 vs青赤緑
 1本目 高速展開で殴りきり勝利。メインでの相性はよい。
 2本目 パイロやらベイロスやらで足止めをくらい、タイタン、スフィンクスにつながれて負け。
 3本目 2本目と似たような展開で負け。サイド後はかなり厳しい勝負だった。反逆の印を引き込んでいれば勝てる場面はあったが、1枚しかとってないものをそうそう引けるわけがない。完全にノーマークだったデッキであり、有効なサイドカードもほとんどなかった。まあ仕方ない。

ラウンド4 vs双子コンボ
 1本目 呪文滑りをヴァンダルで割って攻め立て勝利。
 2本目 1体目の総督は倒したものの2体目を倒せず、コンボ成立で負け。
 3本目 ジェイスを蔑みで落として攻勢をかける。途中恐血鬼を根絶されてクロックがだいぶ小さくなるが、相手の引きが芳しくないうちになんとか削りきり勝利。

 トータル3勝1敗。byeはとれなかったものの3位に入賞ということでまずまずでした。デッキもまずまず。攻撃力ではさすがに赤単に劣るものの、恐血鬼があるため継戦能力が高いのが素敵ですね。四肢切断をふつうにマナ払って打てるのも偉い。ただ今回の構成だと土地23では若干詰まりぎみに感じたので、次使うなら赤英雄1枚を血の署名あたりに変更したいかな。
 てか1番怪しいパーツはむしろ青森剣なんですが、これがないと無限ライフを決められた後の勝ち筋がなくなっちゃうので残したいところ。あと最近はやりのスフィンクスをすり抜ける狙いも一応ありまして。といっても無限ライフなんて実際当たったことないし、抜くもやむなしかもしれんですが。また使うかどうかは不明ですが、今後の調整に期待ですね。
 といったところで今回はここまでです。次回はたぶんCCCかな。ではではまた!


本日のスタン  3勝1敗

今期のスタン   15勝11敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  11勝5敗
今期のドラフト  7勝4敗1分 (2011/6/18現在)



さてさてさて、というわけで新たなるファイレクシアのゲームデーに参加してきました。デッキはなんちゃって赤単。リストは以下です。

クリーチャー 25枚
 4 ゴブリンの先達
 4 トゲ撃ちの古老
 4 燃えさし運び
 2 カルガの竜王
 4 躁の蛮人
 4 ゴブリンの酋長
 3 オキシド峠の英雄

呪文 11枚
 4 稲妻
 4 四肢切断
 4 槌のコス
 1 骨溜め

土地 24枚
 4 ぐらつく峰
 20 山

サイドボード
 2 呪文滑り
 4 ヴァルショクの難民
 4 焼却
 1 反逆の印
 1 肉体と精神の剣
 1 饗宴と飢餓の剣
 1 戦争と平和の剣
 1 殴打頭蓋

 まあ普通のゴブリンデッキです。前々回のCCCで使ったのち解体してしまったデッキを組み直しただけともいいますが。
 新たなるファイレクシア加入後の大きな変更点は焼尽の猛火を四肢切断にしたこと。呪文滑りやら青総督やら殴打頭蓋やらといったタフネス4の生物群を倒すための入れ替えです。できれば本体も削れる呪文を採用したいところなんですが、いまの環境には4点火力で優秀なのがないんですよね。このスロットの役割はクリーチャーを倒して場を制圧することなので、まあ本体火力でなくても可ということで。あと、P赤生物を潰すカードをサイドに取らずに済むというメリットもあり、これがなにげに大きいというのもありますね。といったところで実戦です。参加者17人のスイス4回戦。

ラウンド1 vsゴブリン的赤単
 1本目 相手先攻で先達、戦煽り、酋長と連打されて受けなし。開始3分で投了。
 2本目 相手の先達パンチでことごとく土地がめくれてアドバンテージ勝ち。
 3本目 相手2ランドストップの隙にオキシド英雄を連打して勝ち。

ラウンド2 vs青黒のコントロール
 1本目 こちらフラッドで場をつくれないうちにジェイス降臨で負け。
 2本目 相手フラッドでクリーチャーが除去されず勝ち。
 3本目 序盤からちまちまクリーチャーを繰り出して攻めるも、今度はきちんと除去を合わせられ場に互いの土地だけが並んだ状態になる。ここで相手がクリーチャーもカウンターも引き込めない様子でジェイスを先置きしてきたので、返しにコスを通してそのまま押し切って勝ち。

ラウンド3 vsバント色カウゴー風
 1本目 石鍛冶など焼きながらテンポよく攻めて勝ち。
 2本目 コブラから展開されてギデオンまでつなげられてしまう。かかってこい能力でブロッカーがいなくなり、返しのフルアタックで負け。
 3本目 相手の2ランドストップに乗じて勝利。とはいえこちらの引きも芳しくなく、相手の土地が止まっているにもかかわらず先達を攻撃に回さざるを得ないという状況だった。土地が1枚でもめくれていたらおそらく負けていたと思われるが最後まで土地は見えないままであった。今回はこちらに運があったようだ。

ラウンド4 vsゴブリン的赤単
 1本目 相手の先達とコス連打を酋長とトゲ打ちでひたすら捌く。捌ききったところでこちらもコスを出し、マナ能力から巨大な骨溜めにつなぎ一気に優位を築いて勝ち。
 2本目 ヴァルショクの難民を2枚並べられ攻め込まれる。瀕死ながらも青森剣を出し逆転を狙う。しかしその返しに奇襲隊をキッカーで2体召喚されて負け。
 3本目 今度はこちらが難民を2枚並べて優位に立つ。こちらの5ターン目、わたしの場には難民×2、ランド5枚。相手の場には酋長、戦煽り、ランド4枚。わたしの手には赤白剣と殴打頭蓋とほか2枚。わたしのライフは20。
 ここで事件はおこった。わたし赤白剣キャスト、難民に装備、2体パンチ。これで相手の残りライフが3。わたしのライフは23。普通に考えたらまず負けない数字だ。ちなみにわたしの赤単の構成ではどうやっても削れない。よっしゃこれで優勝だ~ とかわたしは思っていたわけだ。
 しかし相手のデッキはわたしの想像の上をいっていた。わたしのターンエンドに稲妻を打って残りライフを20にした後のこと。続くメインフェイズに峰セット、先達2体召喚のあと奇襲隊をキッカーで召喚、すでに場に出ていた2体のゴブリンと合わせてフルアタック、満タンだったわたしのライフを一瞬で削りきってしまったのだ。

 さあ反省の時間だ! なぜ、負けたのか?

 この時の状況から言えば、何でもいいのでブロッカーを1体残していれば負けはなかった。剣を装備した1体だけで殴り、残った1体を立てておくでも勝っていたし、殴打頭蓋を出してこのターンは殴らずエンドでも勝っていた。フルタップしてしまうというのは、この場合唯一の負け筋であったわけだが、よりにもよってわたしはその道を通ってしまったのだ。
 この時の記憶を思い返すと、返しのターンのダメージ計算をまったく行わずに剣を出し、装備し、攻撃に送り出していた。頭には四肢切断打たれるかな・・・ ぐらいの予想はあったが、それでも装備が壊れるわけではないし、返しに蛮人で剣が割れると仮定しても手札には殴打頭蓋が残っている。まだまだこちらの優位は動かないと思い込んでいたのである。高をくくっていたと言ってもいい。剣の強さに酔っていたと言ってもいい。とにかく、まあそんなものだったわけだ。
 ここで問題になるのは、なぜダメージ計算をしなかったかということだ。答えは簡単だ。わたしが行っていた赤単の殴り値シミュレーションのなかには、1ターンで20点もっていけるパターンがなかったからだ。
 わたしが使った赤単はクリーチャーをすべてゴブリンに寄せるというわけではなく、ドラゴンロードや躁の蛮人を投入して手広く戦えるように構築してある。そのため、純粋にゴブリンで固めた構成のデッキより攻撃力が低いのである。その点は構築の段階である程度想定していたものの、最高速を追求した赤単の攻撃力の値、とくにぶん回っている時の数値を計算して頭にいれておく作業をまったく行っていなかった。おそらくこれこそが、今回の敗因のポイントなのだ。次のターンに死ぬ可能性を認識していれば誰しもブロッカーを残すだろう。だが今日のわたしは、それを認識することができなかった。
 相手が構築段階ですでに見ていた勝利への道筋を、わたしは見出すことができなかったのだ。残念なことだが、優勝する権利はなかったと言わざるを得ない。


 と最終戦負けて2位。3勝はしてるものの正直どこで負けてもおかしくない内容でした。今日はついていましたね。まあなんにせよ入賞できて、プロモカードも2種類獲得できたのでこれはこれで良しとします。次回はファイナルズゲートウェイもしくはCCCになりそうですが、今度はなにか新しいデッキをつくって参加したいと思います。といったところで、ではではまた!

 次はもうちっと精密にシミュレーションしておきたいものだが、どうしたものか・・・ 

 しかし奇襲隊に戦煽りねぇ・・・ 舐めてましたね・・・ 無念なり・・・ はぅ。



本日のスタン  3勝1敗

今期のスタン   12勝10敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  11勝5敗
今期のドラフト  7勝4敗1分 (2011/6/12現在)

さてさてさて、というわけでCCCに参戦してきました。デッキは赤黒なんちゃって吸血鬼。急造でなんとも恥ずかしい内容であるためリストは割愛します。よろしくお察しください・・・

んで実戦はラウンド1、ラウンド2ともに青黒コントロールに当たって連敗、心が折れてドロップ。敗因はまあ、いろいろです。やはりスタンダードはそろそろ潮時ということなのかもしれんな・・・

ほんでドロップ後は本戦がおわるまでEDH。本戦終了後は実施2回目にしてはやくもメインイベントに昇格した感もただよう(と思うのは俺だけか)? サイドイベントのEDH。場に5パック置いてあって、一人倒すごとに1パック獲得、最後の一人に残ると1パック獲得というルール。自分が入った卓のジェネラルは手番順に黒グリッサ、ブリジット、フェルダグリフ(これ私)、カーサス。以下にハイライトを少し。

 ゲームは静かな中にも緊張感をはらんで立ち上がる。序盤は各自場をつくりつつ防御のうすいプレイヤーを軽クリーチャーで削っていく展開。その中でいちはやく戦線を構築したのはブリジット。バジリスクの首輪とジェネラルのコンボで防御を固め、警備隊長を召喚してカーサスを攻め立てていく。
 しかしグリッサが首輪を脅威と判断、これを破壊して盤面を調整する。ここで膠着が訪れるかと思われたが平和な時間などないも同然であった。直後にカーサスが7マナに到達しノータイムでジェネラルを召喚、その圧倒的な攻撃力をもってブリジットに反撃を開始する。首輪を失い対空防御が皆無であるブリジットはフェルダグリフに共闘を打診。フェルダグリフはこれを受け、守りに回っていたジェネラルに饗宴と飢餓の剣を持たせてカーサス討伐に乗り出す。しかしまたもグリッサが剣を脅威と判断し、これを破壊することで盤面を調整。攻撃は通ったものの土地が起きることはなく、フェルダグリフは身動きが取れない。この行動によりカーサス、グリッサ陣営とブリジット、フェルダグリフ陣営の対立構造が形成されることとなった。
 ライフが少ないカーサスは続くターンにドラゴンストームを放つ。惜しむらくはストームがのっていないことであるがそれでも流石の威力というべきか、ボガーダンのヘルカイトが舞い降りる。これで警備隊長を焼き払った上でブリジットを攻撃、累積ジェネラルダメージ14点。後がないブリジットだがカーサスに対処できるカードを引き込めないままターンを終える。フェルダグリフが永遠の証人で剣を回収、ジェネラルに装備させてカーサスを攻撃するも倒しきるには至らない。そして容赦なくブリジットを攻撃するカーサス。万事休すかと思われたがフェルダグリフが1マナを残して好機をキャスト、一縷の望みをつなぐ。しかし引いた4枚の中に流刑への道の姿はなく、万事は休したままブリジットは戦場を離脱するのであった。

 といったあたりがハイライトかな。この後は青森剣装備のフェルダグリフがカーサスを倒してグリッサと睨み合い。微妙なダメージレースを繰り広げるなか、グリッサがウラモグを召喚したターンエンドにヴェンセールでこれをバウンス、返しに大変動という流れでフェルダグリフが勝ち残り。最後はジェネラル同士の殴り合いを1ターン差で制するという緊迫したゲームでした。とりあえず、スタンダードに引き続き無念の敗退、とならなくてよかったなと。これはやはりEDHを主戦場にしろという運命の導きなんだろうか・・・

 とそれはさておき皆様お疲れさまでした&ありがとうございました。次回は未定ですが、EDHの好調を維持しつつ、スタンのほうをもうすこしなんとかしたいものです。なにはともあれ、本戦優勝のYAM氏、および準優勝のカントク氏おめでとうございました! おじさんは悲しいよ! ではではまた!


本日のスタン  2敗

今期のスタン   9勝9敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  11勝5敗
今期のドラフト  7勝4敗1分 (2011/5/29現在)
さてさてさて、例によって土浦のプレリに参加してきました。カードプールは傷跡×3のニューファイレクシア×3。1パックでも包囲戦があったほうが実戦に近くていいように思うんですが、まあプレリですしね。というわけでパックをむいて出たレアは・・・

 知性の爆発
 太陽破の天使
 ワームとぐろエンジン
 ファイレクシアの摂取者
 ファイレクシアの非生
 マイアの超越種

でした。強さは十分であり、とぐろエンジンがそこそこのお持ち帰り感を醸し出しているのでレア的にはまずまず。今回は諸事情あって土曜日のみの参加ということで、この日しかパックをむけないので欲を言えばニューファイレクシアから神話が出てほしかったところですが、さすがに贅沢ってものですかね。そんなこんなで作ったデッキは以下です。

クリーチャー 14枚
 1 絡み線の壁
 1 金のマイア
 1 鉛のマイア
 1 鉄のマイア
 1 銅のマイア
 1 パラジウムのマイア
 1 窯歩き
 1 オキシダの屑鉄溶かし
 1 砕けた天使
 1 太陽破の天使
 1 ワームとぐろエンジン
 1 ファイレクシアの大男
 2 大槌の接合者

呪文 10枚
 1 感電破
 1 闇の掌握
 1 不気味な苦悩
 1 四肢切断
 1 感染の賦活
 1 石弾化
 1 排他の儀式
 1 調和者隊の盾
 1 マイコシンスの水源
 1 錆びた秘宝

土地 16枚
 5 沼
 5 平地
 4 山
 2 森

こんなデッキです。2色ではカードが足りず、3色にしたらそれでも微妙に足りず、気合で4色にしました。もう2枚ぐらいマナサポートがあれば5色にできたかもしれませんが、まあそれはそれ。では実戦です。参加者39人でスイス4回戦。

ラウンド1 vs青白黒
 1本目 マナ加速からゴーレムを並べて勝利
 2本目 序盤押し込まれるもゴーレムを並べて場を立て直し、攻めに転じたところで法務官の掌握が飛んでくる。まんまと太陽破を掌握されて負け
 3本目 太陽破ととぐろエンジンをサイドアウトし、意気込んで勝負に臨んだところで相手が事故って勝利

ラウンド2 vsたしか赤緑黒
 1本目 相手がクリーチャーを引けずもたついているうちに勝利
 2本目 マナ加速からクリーチャーを並べて攻勢をかける。その後ヘルカイトを出されて戦況を押し戻されるが、石弾化でうち落とし、数の暴力で押しきり勝利

ラウンド3 vs赤白緑
 1本目 2マナ3/1ファーストに攻め込まれたうえにマナフラッドが加わり負け
 2本目 重めの手札をキープしたらまたまた3/1ファーストに攻め込まれ負け。軽い除去を引けなかったのも温かった

ラウンド4 vs青白緑
 1本目 除去でクリーチャーを捌かれ、5/4トランプルに殴られて負け
 2本目 大男を手綱で取られるも排他の儀式ではがして勝利
 3本目 相手が速攻プランに出て、謎鍛冶で青大長を切るプレイングを選択。結果これが響いたようで、攻めをなんとか凌いだところで相手に決め手がなくなって勝利

という感じで3勝1敗。1敗はまあ、しょうがないかなあ。遊んでみた感想として、ファイレクシアマナが加わったため環境が高速化したように思いました。とくに2マナ3/1ファースト、これが強力ですね。2ターン目に出されるとしばらくは殴られ放題で、除去できないとそのまま負けるまであるかと。今後はシールド、ドラフトともに、序盤の攻防に強いカードを多めに採用する方向でデッキを構築することが必要になりそうです。さて今回は初日のみの参加だったのでこんなところで。次回はさしあたり未定。ではでは、おつかれさまでした。


本日のシールド  3勝1敗

今期のスタン   9勝7敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  11勝5敗
今期のドラフト  4勝1敗1分 (2011/5/7現在)

2011/5/1 CCC105th

2011年5月4日 TCG全般
さてさてさて、105回めのCCCということで久々にスタンダード構築戦に参加してきました。持ち込んだのは当日の朝デッチアップしたゴブリンデッキ。いちおうデッキ構築自体は前日から始めてたんですけど例によって遅々として進まないものでして。
 ちなみに当初は溜め込むドラゴンを主軸にすえたデッキを作っていたんですが、肝心のドラゴンがいまいち弱いためこの路線を断念してとりあえず仮眠。起床後はカルニのハイドラをフィーチャーした緑単デッキの構築に取りかかりましたが、肝心のハイドラがいまいち弱いためこの路線も断念し、青白黒パーミッションデッキの構築を開始。しかしすごいジェイスが2枚しかなかったりしてどうにも強そうな雰囲気に仕上がらずデッキ構築は暗礁にのりあげるかたちに。頭をかかえて時計を見るともう朝の10時で、受付しめきりが11時。ええいこうなったらゴブリンでいくか、ヴァンダル4枚積んで装備を割ればなんとかなるべ、間に合わなかったらEDHの部からいけばいいや、という目論見で作ったのが以下のデッキです。

クリーチャー 25枚
 4 ゴブリンの先達
 4 トゲ撃ちの古老
 4 ゴブリンの戦煽り
 1 燃えさし運び
 1 カルガの竜王
 1 探検家タクタク
 4 躁の蛮人
 4 ゴブリンの酋長
 2 オキシド峠の英雄

呪文 11枚
 4 稲妻
 4 焼尽の猛火
 2 槌のコス
 1 骨溜め

土地 24枚
 4 ぐらつく峰
 2 沸騰する小湖
 2 乾燥台地
 16 山

サイドボード
 4 ゴブリンの廃墟飛ばし
 4 粉砕
 2 焼却
 3 反逆の印
 1 肉体と精神の剣
 1 饗宴と飢餓の剣

とりあえずデッキリストを書き出して紙の上で調整すること約10分、カードをスリーブに入れながら調整すること約30分、サイドボードをつくりながら調整すること約10分。10時50分に晴れてデッキは完成し、ちょうど電話をくれた某氏にエントリーを依頼したのちシャワーをあび、11時を若干まわったものの無事に会場入りを果たしたのでありました。
 え、対人調整? なんですかそれ? そんなことしたら心が折れて大会に出なくなっちゃうからやりませんよ! なに、ひとり回し? なんですかそれ? そんなことしてたらいつまでたってもデッキが完成しないからやりませんよ! といった感じでいきなりの実戦投入です。大会は参加者19人のスイス5回戦。これ俺が出なければ偶数になってちょうど良かったんじゃね? とか思ったりもしましたがもはや後の祭り。まあ実戦をくぐり抜けてこそデッキは育つというものだし、ここはいさぎよく戦おうではないか。


ラウンド1 vs黒白カウゴー
 1本目 夜鷲が出てきたのでこれを焼いたら次に白英雄が出てくる。これを焼けなくて投了
 2本目 よく覚えていないが勝利
 3本目 序盤なんとなく攻め込むが石鍛冶と迫撃鞘で粘られ、夜鷲と生命杖が出てきて負け

ラウンド2 vs黒赤吸血鬼
 1本目 クリーチャーを適当に焼きつつコスを出して勝利
 2本目 パルストラッカー2体にもりもり削られて負け
 3本目 相手が恐血鬼を4枚引いてしまって戦線が作れなかったため勝利

ラウンド3 vs青白たぶんふつうのカウゴー
 1本目 カウンターと除去で攻めを凌がれたのちギデオンにつなげられ負け
 2本目 青白パミかと思ってヴァンダルを抜いたら実はカウゴーで、装備を割れない構成で戦うことになってしまうが、巨大な骨溜めが猛威をふるって勝利
 3本目 こちら後手1ターン目ガイド、2ターン目峰+2体目のガイド。3ターン目はヴァンダルで生命杖を破壊と最序盤から攻め立てる。ガイドの攻撃で悪斬とギデオンがめくれるが、ゴブリンチライダーを通して展開をふせぎ勝利

ラウンド4 vs赤白カウゴー
 1本目 相手2ランドストップのため勝利
 2本目 相手の装備をヴァンダルで壊しつつこちらは西瓜剣と骨溜めを展開。骨溜めはさすがに割られたものの西瓜剣が残り、クリーチャーの戦闘力に差がついて勝利

ラウンド5 vs青白増殖カウゴー
 1本目 1ターン目ガイド、2ターン目トゲ打ち、3ターン目酋長と展開して押し切り勝利
 2本目 相手先攻で2、3ターン目に連続で海を貼られる。しかし相手が3ターン目に置いた土地がタップインだったため返しに青森剣着地。相手の地上戦力が亀だったこともあり所謂剣無双状態となる。その後タンブルマグネットが出てくるがこれは粉砕で潰し、狼とゴブリンの群れで削り切り勝利


 というわけで4勝1敗。3位に入賞しました。デッキ的にはメイン、サイドともに概ね狙い通りに動いてくれてなかなかよかったですね。唯一計算外だったのは、ゴブリンの戦煽りがなんとも使えなかったことかな。5マッチ中4マッチで全てサイドアウト、抜かなかった吸血鬼戦においてこいつがやった仕事といえば対門番用生贄要員になることのみという体たらく。というか、この日いちにち通してこのカード1度たりとも殴りに行ってないというのはどういうことなんですかね。バトルクライでトゲ打ちが2点飛ばせるぜフホホホーイ! とかあまりにも幻想でしたね。さしあたり解雇は確定として、では何を入れますかね。攻撃力なら奇襲隊? マナフラッドを緩和できる竜王? 火力を兼ねる燃えさし運び? あるいは追加の火力とか装備品とか? 入れたいカードは多いんですがなかなか枠がとれませんね。やはりデッキ構築は難しい。
 このデッキの構成上の大きな弱点として、ファッティをほぼ倒せないということと、P赤を対策していないということがあるのでそのあたりをなんとかしたいところなんですが、攻撃力を落とさずにここを補強するのは現状かなり難しい気がするんですよ。メインに1枚入ってる骨溜めはそのあたりを意識して採用したカードで、実際すばらしい仕事をしてくれましたがいかんせん枚数は入れにくいので。タンブルマグネットも強いけど本体を削れないしねえ、1、2枚なら入れてもいいんだろうか、んでもこれを入れるならクリーチャー1枚1枚の戦闘力をもっと高くする必要があるし、だったらマナ加速からタイタン出して的な方向に行ったほうが強そうだし、はてさてどうしたものか・・・ まあもうじき新セットも出るし、さしあたり解体して次の手を考えることにしようかな。ともあれ、大会に参加された皆様、および運営に携わった皆様お疲れさまでした&ありがとうございました! ではではまた!


本日のスタン   4勝1敗

今期のスタン   9勝7敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  8勝4敗
今期のドラフト  4勝1敗1分 (2011/5/1現在)
さてさてさて、というわけで前回にひきつづき、インプと除去とどちらを取るのが正解だったかを検討するお話です。


 しかし検討とするとみせかけていきなり結論から入ります。除去ピックが正解でした。理由は単純で、病気の拡散のほうがはるかに強力であるから。比較すればするほど比較にならないということがわかってきました。

 ドラフトで除去が重要であることは今更言うまでもないので、病気の拡散がどう強いのかとか他のカードとのシナジーとかについては特に言及しません。とりあえず、除去だから強いということで話を進めます。
 では、肉食いインプというカードはどのくらい強いのでしょうか。もちろん感染クリーチャーの中では強い部類に属します。しかし感染というテキストをはずせばたかだか4マナ2/2飛行+α。 4マナ2/2飛行+α程度のクリーチャーと5マナのほぼ万能除去ですよ。そもそも比較になるわけがないんですよ。ではなぜ、これら比較にならない両者を私は天秤の両端に乗せてしまったのか、その点こそが今回真に検討すべき事項なのです。
 私は感染デッキを、文字通り「感染クリーチャーで殴り殺すデッキ」と定義していました。そのため、強い感染クリーチャーを集めることが強い感染デッキ作成への近道であると思ってドラフトをし、その結果インプをピックしたのですが、この定義がそもそも間違いだったのです。厳密に言うと間違いだったというか、定義としては間違っちゃいないけど、ドラフトの指針になるようなものではなかった、といったニュアンスでしょうか。
 ちょっと語弊がある言い方になりますが、スキジリクス級の化け物をもってするのでなければ、純粋に「感染クリーチャーで殴り殺す」ことはまずできません。なぜなら、感染クリーチャーは「弱い」からです。感染クリーチャーはそのマナコストに比して、軒並みパワータフネスが低く設定されています。まともに戦闘をすれば、非感染クリーチャーとは勝負になりません。
 ではそれは何故? 毒をもっているから? 違います。感染クリーチャーは、感染を持っているが故に弱いのではなく、弱いが故に毒で武装せざるを得なかったのです。こう考えると感染デッキを新たに定義づけることができます。つまりこうです。

 「我が陣営のクリーチャーは弱いからライフに10点のハンデをつけてくれ的なデッキ」

 定義というにはいささか長いですが、割と的を射ていると思うんですけどどうですかね。この定義を使うと、感染デッキを普通のデッキと同じ視点から見られるのではないでしょうか。つまり「10点削れるかどうか」を常に意識してデッキ構造を考えるのが重要だということです(そんなの普通じゃん、とか突っ込まんでくださいね。なにせドラフトあまりやってないものですから・・・)。
 といってもライフ10点削るのって普通のデッキでも決して簡単なことじゃないですよね。相手は除去を打ってきますし、ブロッカーも立ててきます。ちょっと大きいクリーチャーが出るだけでちまいのは全く殴れなくなったりします。さらには相手もこちらのライフを攻めてくるわけですから防御にまわすリソースも必要になります。実際こちらのデッキが弱くて相手のデッキが強かったりすると、ライフ1点も削れないまま負けることだってあります。
 で感染デッキの話に戻ります。感染デッキは、基本的に戦闘力に劣るクリーチャーでそういうシビアな攻防を繰り広げねばならないわけですが、クリーチャーが相手より弱いのですから普通に戦って10点削るなど無理のひとこと。ちょっと強いブロッカーを前に立ち往生するシーンしか見えません。ということは、場の優位を確保するための補助呪文の価値が普通のデッキ以上に高くなってくると考えられるのです。するとここでまた新たに感染デッキを定義づけることができます。これです。

 「弱いクリーチャーでも殴りにいける環境を作るデッキ」

 この定義ならドラフトのピック基準にもなり得ます。つまり、感染クリーチャーをピックしてから脇を固めるのではなく、脇を固めてからクリーチャーをピックするべきだということです。極論するなら、デッキの基本構造を強力なものにできてさえいれば、クリーチャーの能力などどうでもいいのです。さまようものでもいいし、沼のチンピラでもいい。たまたま感染クリーチャーであってもいいし、別にふつうのクリーチャーでもいい。件のインプとて枝モズに毛が生えたようなもので(さすがに言い過ぎか?)、毎ターンパンプできるわけでもなし、蜘蛛でピタ止まりなのも枝モズと同じ。デッキをつくるパーツとしての重要度において病気の拡散のほうが圧倒的に上だったのです。

 さてさて、長々と書いてきましたが何のことはない、やはり除去からとりましょうということですね。感染デッキもマジックという同じ枠の中にあるんですから当然といえば当然なのかもしれませんが、やはり言語化してはじめて認識できるものがある、といったところでしょうか。

※追記です
 巨大化系カードでバックアップすることを前提としてインプを取る選択肢も検討しましたが、この環境には飛行対策が結構な種類存在していることを考慮するとあまり得策ではないと判断しました。横にクリーチャーを並べて巨大化で押し切る作戦がとれる点、つまり巨大化を「弱いクリーチャーでも殴りにいける環境を作る呪文」として効果的に活用できることが感染デッキの大きなメリットではあるのですが、おなじ仕事をするなら除去魔法の方が有用なシチュエーションが多いかと思います。私自身が多分にコントロール志向のプレイヤーだというのもありますが、今後似たようなケースに遭遇したらまず除去を取ります。それが原因で負けたら、その時はまた別の理屈をひねり出すことにします。といったところで、ではではまた。
 いちおう言っときますと、お花見しながらドラフトしたわけじゃありませんよさすがに。しかしあらためて考えてみると、真っ昼間から野外で酒のんで騒いでる集団も真っ昼間から野外で謎のゲーム? に興じてる集団も同じようなものかも・・・ ならば青空ドラフトというのも意外といいものかもしれませんな・・・

さてさてさて、それはさておきこのたびマジック面子とお花見をして、その後ドラフトやらEDHやらで遊んでまいりました。やはり酒というものは夜のむより昼間のむほうが心地よいものでありますな。いやすばらしい。

で久々のドラフトは包囲戦×2、傷跡×1。今年2回目のドラフトになります。つくったデッキはこちら。

クリーチャー 15枚
 1 疫病のとげ刺し
 1 荒廃のマンバ
 1 胆液爪のマイア
 1 マイアの種夫
 1 嚢胞抱え
 1 腐敗狼
 1 真鍮の従者
 3 肉食いインプ
 1 核をうろつくもの
 1 腐食獣
 1 酸の巣の蜘蛛
 2 絡み森の大男

呪文 8枚
 1 ミラディンの血気
 1 病的な略取
 2 暴走の先導
 1 病気の拡散
 1 銅の甲殻
 1 マイアのタービン
 1 太陽の宝球

土地 17枚
 9 森
 8 沼 

1ー1肉食いインプからスタートの毒殺デッキ。上家と色も作戦も思い切りかぶってしまったためクリーチャーが足りなくなってますが、そこに暴走の先導を入れてなんとなくごまかしています。除去が1枚しかないのが不安ですがないものはないので駄目な時は諦めるしかありません。では実戦です。

ラウンド1 vs赤白
 1本目 相手の土地が詰まって動きが鈍っているうちに毒殺
 2本目 相手が山単になって動けないうちに毒殺

ラウンド2 vs緑白赤、2本目から緑白黒
 1本目 白ゼニスを2回うたれて致死量のクロックを並べられるも、ぜんぶ土地の手札をブラフで回答カードに偽装させて数ターンやりすごし、とげ刺しを引き込んで毒殺
 2本目 序盤森単になってしまい展開が遅れて大ピンチ。チャンプブロック等々で粘りつつ、一縷の望みをかけて暴走の先導を放つもあえなく空振り。打つ手もないのでゼニス対策でいれた記憶殺しで相手のデッキを覗いたのち投了
 3本目 ダブルマリガン+沼単のコンボにやられて負け。といっても相手のデッキはかなり強い構成だったので、マリガンがなければ勝てたのかというとどうにも怪しいが

ラウンド3 vs黒緑毒
 1本目 またもダブルマリガン+沼単にやられて負け
 2本目 相手の土地が詰まっているうちに毒殺
 3本目 クリーチャーの相打ち合戦を制して毒殺。黒十字軍にあわせて病気の拡散を引けていたのが大きかった。これは概ねめくり勝負だったかな


といった感じで2勝1敗。まあこんなところでしょうか。今回のポイントは2ー1のピック。肉食いインプと病気の拡散の2択でインプを取ったんですが、これは正解だったのかなあ。インプ3枚のおかげで2勝できたと捉えれば正解ということでいいんですけど、除去が足りなかったために1敗してしまったと捉えるとミスになるんですよね。
 私がこれまでやってきたドラフトのセオリーからいうと除去>クリーチャーというのが基本で、2/2フライヤーごときのために除去を流すなんて有り得ないところなんですが、感染というデッキタイプが存在するためにそのピック基準に疑問符がついてしまったわけです。
 言い換えると、「感染デッキに向かうプレイヤーを減らすために毒クリーチャーをがめる」的なピック、これが脳裏をよぎったためにインプを取ったけど、それはどうなのかね? という話です。
 インプは確かに強力なカードですが、それ1枚で毒殺できるレベルではないので基本的には毒デッキでしか使いません(たぶん。いかんせん試行回数が少ないので間違ってるかも)。それに対して、病気の拡散はどんなデッキで使っても強力です(これは間違いないっしょ)。これが1ー1だったら迷わず除去を取っていたはずです。
 しかし今回は1ー1にインプを取り、毒殺路線に足を踏み入れた直後の2パック目でした。ちなみにこの時点で取れていた除去は1ー2で取った病気の拡散1枚のみ。クリーチャーの陣容は充実しているとは言い難く、上のほうに少なくとも1人は毒狙いのプレイヤーが居そう。上家と色が被っている可能性もかなりあると見てよい。そんな状況です。どうしますかね?
 除去を確保して手広く構えるか、毒殺道を突き進むか。と、ここで先ほど書いたあれが出てくるわけです。

 「ここは感染デッキに向かうプレイヤーを減らすために毒クリーチャーをがめよう」

 でインプを取ったあとの2ー2が、肉食いインプorファイレクシアのハイドラ。なんなんだー! ピックとしてはインプでいいんだけど、ハイドラ流すんかい! これは上家感染ほぼ確定コースですよね・・・ それに何がまずいって、他の色に強いカードがないってこと。毒カードを分散させて他のプレイヤーを弱体化できたとしても、自分のデッキが弱い毒デッキより弱くなっちまっては意味ないもんね。こうなったら上家と戦いながら毒の道を進むのみ・・・
 という流れで作ったのが上記のデッキなんですが、やはり失敗でしたかねえ。とりあえずもう少し検討してみて、まとまったら続きを書きたいと思います。なんにせよ、「3勝できてないんだからどこかにミスがあったんじゃないの?」という声にこそ最大の説得力を感じますので、なるべく原因を見つけておきたいものです。ここで除去を取ってたらどこかで色替えのタイミングを見つけられたかもしれんですしね。こういうときピック譜があればなあと思っちゃいますが、そこはしょうがないので明日また酒の香にみちた記憶と格闘します。といったところで、ではでは、お休みやし。


本日のドラフト   2勝1敗

今期のスタン   5勝6敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  8勝4敗
今期のドラフト  4勝1敗1分 (2011/4/16現在)

 
さてさてさて、このたびは前々から予定されていたわんぱくの大会に参加してきました。お店にも地震のダメージがあったようですが無事開催できて何より。大会システムは、前年におけるお店主催の大会での勝敗やら参加回数やらをポイント化してその上位12名がシングルエリミを戦うというもの。今回の出場デッキは赤単。前回の大会で使ったステロイドを調整していったらカウゴーになり、カウゴーを調整していったら赤単になったといういわくつきの一品です。そのリストは以下。

クリーチャー 17枚
 4 ゴブリンの先達
 4 トゲ打ちの古老
 4 燃えさし運び
 1 カルガの竜王
 4 躁の蛮人

呪文 18枚
 4 稲妻
 4 噴出の稲妻
 4 焼尽の猛火
 4 精霊の嘆願
 2 槌のコス

土地 25枚
 4 ぐらつく峰
 4 沸騰する小湖
 4 乾燥台地
 13 山

サイドボード
 4 危険なマイア
 3 炎の斬りつけ
 3 二股の稲妻
 3 電弧の痕跡
 2 よろめきショック

という感じです。なんとなくアーティファクトをメタった赤単で、4マナのカードが多いので土地は25枚。
 前日は調整会と称して集まったものの、スタンそっちのけでEDHの調整に終始してしまうのはもはやおなじみの展開。朝まで遊んでしまって調整もくそもない感じだったので、前回の日記に書いた方針を守るならこの日は狙って寝落ちするところですが、車を出していただけるということ、そして自分のアパートが集合場所として都合が良かったということもあり参加することに。幸いメインは前日までにはほぼ決まっていたので、サイドだけ当日の朝つくって出場しました。サイド作成はもう5分かそこらで、目に付いた火力を15枚突っ込んだだけ。といったところで実戦です。この大会は事前に対戦表が配られており、1回戦の相手はヴァラクートを操るめそ007氏。

 ・・・そう、わかっていたのだ。初戦の相手がヴァラクートであることは。しかしそんな事実は寝不足状態でサイドボードを作っている自分の頭からはとうに消え去っていた。そして1本目をとった後たいへんなことに気付くのだ。
 反逆の印が・・・ どこにも・・・ 無いのだ・・・

 というわけで1-2でまけ。反逆の印があれば勝てていた場面もあっただけに残念である。そのあとは撤収までひたすらEDH。撤収後は麻雀を1局うってまたひたすらEDH。フェルダグリフとジラエリアンはぼちぼち調整が進んできた感じなので、しばらくはリゾルダと、新作のウィドウェンをまわしていこうと思っております。次の大会は晴れてニューファイレクシアに決まった新セットのプレリでしょうか。スタンは・・・ もう勝てる気がしないのでしばらく休養かな。ではではまた。


本日のスタン   1敗

今期のスタン   5勝6敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  8勝4敗
今期のドラフト  2勝1分 (2011/3/27現在)



さてさてさて、土浦で行われた恒例のゲームデーに参加してきました。デッキはカルドーサレッド。リストは以下の通りです。

クリーチャー 16枚
 4 ゴブリンの先達
 4 巣の侵略者
 1 探検家タクタク
 4 カルドーサのフェニックス
 3 酸のスライム

呪文 19枚
 4 稲妻
 4 噴出の稲妻
 4 探検
 1 迫撃鞘
 2 骨溜め
 4 野生語りのガラク

土地 25枚
 4 怒り狂う山峡
 4 根縛りの岩山
 3 銅線の地溝
 8 山
 6 森

サイドボード
 3 狡猾な火花魔道士
 3 躁の蛮人
 2 強情なベイロス
 2 復讐蔦
 1 酸のスライム
 4 破滅の槌

・・・カルドーサレッド。カルドーサ不死鳥で殴るデッキです。大会前日の夜まではファイレクシア陣営から参加するつもりで、緑白毒装備感染デッキを調整していたんですが、陣営デッキに絶望したため赤緑に路線変更しました。
 しかし構築は遅々として進まぬままに飲みに出かけてしまい、帰ってきたのが朝6時。帰るなり眠りに落ちて集合時間を寝過ごして某氏からの電話でようやく起き出し(まことに申し訳ございませんでした・・・)、まったくデッキになっていないカードを束ねて会場入りして試合開始直前に75枚に絞ったのがこれなんですが、なんかすごいですね。陣営デッキ時代の名残りを思わせる装備品とか、なぜか3枚しか入っていないミラディンランドとか、もう突っ込みどころしかありませんね。というわけで実戦レポです。参加者20人ぐらいのスイス5回戦。


ラウンド1 vs白単(エメリアやらタイタンやらでいろいろリアニするデッキ)
 1本目 花の壁に火力を使ったら悪斬が焼けなくなって負け
 2本目 3ターン目のガラクががんばって勝ち
 3本目 悪斬を2体焼いたもののティレルを突破できない。序盤土地が詰まってハンドオーバーしたときに不死鳥を切ってしまったのが敗着だったか。赤英雄があればなあ、とか思いながら負け

ラウンド2 vs赤単
 1本目 こちらライフ2だが不死鳥があと1回殴れば勝ちというところで危険なマイアをトップされ、相手の場には迫撃鞘・・・
 2本目 ガラクでアドバンテージをとり、不死鳥とミシュラランドで殴って勝利
 3本目 一進一退の攻防を制して勝利。相手のラストドロー次第では負けだった。まあ運があったという感じ

ラウンド3 vsヴァラクート
 1本目 序盤それなりに攻勢をかけるが召喚の罠から赤タイタン、メインフェイズに緑タイタンと連続で展開され負け
 2本目 壁を焼き、コスでクリーチャー化した山を焼き、スライムで森を2枚潰す。相手がマナに苦しんでいるうちに押し切りたいところだったがこちらの攻めが細く、緑タイタンで逆転負け。ファイレクシア陣営を裏切ってミラディンランドを採用した時点で地盤の際を入れようと思っていたのだが、これを部屋に置き忘れてきたのが響いたか。際があったら勝ってたかも? あるいは手札で1枚腐ってたガラクがコスだったらとかね

ラウンド4 vs白ウィニー
 1本目 横に大量に並べられ、モニュメントで一撃死
 2本目 またまた悪斬が立ちはだかり負け

ラウンド5 vsサラカー窯スライ
 1本目 超でかい百足の一撃+超でかい窯の一撃で負け
 2本目 相手のクリーチャーを全部焼いて勝ち
 3本目 サラカーで4~5枚引かれるもドローが弱かったようで、不死鳥で殴って勝利

というわけで2勝3敗。だめだめなスコアでしたが、このデッキならこんなものでしょう。さすがに調整がいいかげんすぎたかと。ただ、狙いはそんなに悪くなかったと思っていますので、もうちょっといじって次の大会でも使ってみるつもりでいます。

 しかし今回はデッキも本人のフィジカルもメンタルもいまひとつの調子だったので、今後の調整プランとか考える前にデッキを準備する方法論を作り直しておこうと思います。
 まず今回なにがいけなかったかというと、持っていればおそらくデッキに入ったであろうカードをまったく持っていなかったという点。今回の赤緑デッキでいうとコスとか赤英雄とかでしょうか。持ってないためにデッキ構築時の選択肢に入ってこない、結果弱いデッキしかつくれないというのは精神衛生上極めてよろしくないんだよね。つまり、トーナメントマジックに臨むなら環境にあるすべてのカードを4枚採用できる態勢を整えてようやくスタートラインに立てる的な考え方、これはそれなりに的を射ているなと今更のように実感したわけです。なので今後はもうちょっとカード集めに力を入れようと思いました。まあレンタルすればいいという話もありますけどできれば自分のカードでデッキを作りたいと思ってますので。今後大会に出るにあたっては、自分が1枚も持っていないカードの採用は不可、神話レアはレンタル1枚まで可、レアはレンタル2枚まで可、アンコモン、コモンのレンタルは不可。これを目安にします。われながら頭の悪い縛りだと思うけど、なにか具体的な数字を決めないと行動しないしね。
 それと今回はゲームデーに出ることを決めて、そのためにデッキを作ったわけですが、残念ながら満足できる形まで練り上げることができないまま大会に参加することになりました。それでも楽しめてしまうのはさすがのマジックザギャザリングといったところではあるんですが、これは弱いと自分で思っているデッキで大会に出るというのも精神衛生上あまりよろしくないなと。大会前日にデッキを作り始めるのはいつものことなのでまあいいとして、とりあえずこれなら出てもいいと思える仕上がりにならなかったらいっそ出ないようにしようかなと思ったり思わなかったりしました。
 最後に寝落ちについて。はじめのころにもちょっと書きましたが、今回はまんまと寝過ごしてしまい、迎えにきてくれた方に迷惑をかけてしまいました。前日に飲み会があったとはいえ、これはどうにもいただけなかったと思うわけです。飲んだ次の日は構築戦には出ないようにする、いよいよこのルールを自分に課すべき時が来たのかもしれません。まあ私ひとり寝過ごす分には誰も困らないんでいいんですけど、友人知人が困るというのはこれまた精神衛生上良くないからね。
 といったふうに今回は不覚を取りっぱなしでした。不覚にもゲームデー参戦を宣言してしまい、不覚にも寝過ごした上で、不覚にも変なデッキで参加してしまいました。なんというかどの不覚もそこまでデッドリーじゃないくせに、みんな何気に後味が悪いんだよね。確か銀英伝だったかな、どんな文脈だったか忘れちゃいましたが、「不覚が不徹底」という言葉が出てくるんですけど、今回のはそんな感じ? でした。
 なので今後は、
 ・カードが足りなかったら不覚にも寝過ごして大会に出ない
 ・デッキが弱かったら不覚にも寝過ごして大会に出ない
 ・前日に酒をのんだら不覚にも寝過ごして大会に出ない
というふうに、取るべき不覚は徹底して取っていきます!

 さてさて、次の大会はわんぱくの店舗チャンピオン決定戦の予定です。この大会は招待制ということで、せっかく呼んでいただけたのですからぜひとも参加したいと思っています。なので不覚をとらないように早いうちから準備をしていくことにします。ではでは!


本日のスタン   2勝3敗

今期のスタン   5勝5敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  8勝4敗
今期のドラフト  2勝1分 (2011/3/6現在)

次回はゲームデーの予定でしたが休出の可能性がきわめて大きくなって参りました。なので大会レポートの次回更新は先送りされる気配が濃厚です。いや残念無念。次の大会参加はいつですかね、ニューファイレクシア?のプレリあたりですかね。もしくはM12ですかね。そういえばこの2つはどちらが先に出るんでしたっけ? まあなんにせよ次のセットのプレリでお会いしましょう。あるいはそのうち開かれるであろうCCCのレガシーの部とかにこっそり出ているかもしれませんですが、その時はその時ということで。嗚呼逃げゆくは黒ゼニスよ・・・ はぅ。
ある人のひと言から全ては始まった。 「今日、リミッツですよ」

 ちなみにこの言葉が発せられたのは2月20日の朝。前日をたのしい休日出勤に費やし、勤務終了後にマジック&麻雀で夜を明かし、あとは帰って寝るだけだ、これで全ては終わったと油断しきっていたその朝である。
 この奇襲攻撃はすさまじい威力をもって私を貫いた。この日大会があるなど今の今までまったく知らなかった。先日プレリリーストーナメントがあったが、その際にもそんな告知はなかった筈だ。そもそも、年末のイベントであるリミッツの予選がこれほど早いうちから開かれるなど夢にも思っていなかったのだ。おそらく多くの人は私と同様、リミッツ予選のことなど知らないであろう。ということは今日の大会は、かなり少ない人数で行われるのではないか?
 ゲートウェイ予選で勝てば地区予選のシード権を得られる。地区予選を戦う上で1Byeのアドバンテージは非常に大きい。これは・・・チャ~ンス!
 この瞬間、試合は延長戦へ突入することが確定したのである。


 さてさてさて、上記のような事情で突発的にリミッツ予選に参加してきました。徹夜明けで20分の仮眠をとったのみでの特攻ですが、それはそれ、なるようになるでしょう。レギュレーションは傷跡3、包囲戦3のシールド戦。出たレアは以下。

 王の摂政、ケンバ(フォイル
 キマイラ的大群
 肉体と精神の剣
 闇滑りの岸
 刃砦の英雄
 裏切り者グリッサ
 鏡操り

・・・これは・・・凄いな・・・。 残念な引きだったプレリの鬱憤をはらすかの如きゴッドドロー。で、つくったデッキはこちら。

クリーチャー 9枚
 1 きらめく鷹
 1 高僧の見習い
 1 レオニンの空狩人
 1 レオニンの遺物囲い
 1 金のマイア
 1 王の摂政、ケンバ
 1 刃砦の英雄
 1 平和の徘徊者
 1 ファイレクシアの巨大戦車

呪文 14枚
 1 キマイラ的大群
 1 調和者隊の盾
 1 圧壊
 1 起原の呪文爆弾
 2 皮剥ぎの鞘
 1 神への捧げ物
 2 不純の焼き払い
 1 電弧の痕跡
 1 きらめく鷹の偶像
 1 伝染病の留め金
 1 主の呼び声
 1 肉体と精神の剣

土地 17枚
 10 平地
 7 山

まあ見ての通りです。たいへんお強くていらっしゃる。これは勝てる! かな? では実戦です。参加者9人のスイス3or4回戦。全勝者が1人になったラウンドで終了。

ラウンド1 vs赤黒
 1本目 強力クリーチャーの連打を強力除去の連打でことごとく潰される。しかしそのおかげで飛行クリーチャーが生き残って勝ち。
 2本目 西瓜剣登場&ドローが土地ゾーンに突入で負け。
 3本目 序盤から飛行クリーチャーで攻め立て、そこに青森剣を追加して殴ったら西瓜剣と皮裂き2枚が落ちる。盤面も大きくリードしており、勝った! 第3部完! と思ったその返しにあっさり剣を割られ、さらにレイズデッドで皮裂きを2枚拾われて瞬く間に盤面をひっくり返される。しかし相手はライフが少ないため攻勢に出られずしばらく膠着。めくり勝負の様相を呈してきたところで先に有効牌を引き込んだのはこちら。毒戦車を単騎突っ込ませて戦線をこじ開け、ウルフ&マイアトークンの攻撃をねじ込んで勝ち。

ラウンド2 vs赤白
 1本目 1ターン目生体武器、2ターン目マナマイア、3ターン目刃砦。十字軍がブロッカーに立っていたので4ターン目は生体武器を刃砦につけてパンチ。相手の次ターン終了時に残った3マナで主の呼び声。申し訳ないほどのスーパードブン。
 2本目 相手はサイドから青を足してきた。しかしこちらのやることは変わらずただ攻勢あるのみ。今回は2体バウンスやティレルで粘られるがカードパワーの差で押し切って勝ち。

ラウンド3 vs青黒
 1本目 相手ダブマリ&マナフラッド。そこに付け込みたいところだがこちらもフラッド。毒戦車の攻撃と増殖で8毒まで受けるが、キマイラで戦車を倒し、飛行クリーチャーを展開して勝ち。
 2本目 相手の土地事故により勝ち。

ラウンド4 vs赤白
 1本目 序盤から展開される装備品と赤護符を潰したところで相手の後続が途絶えて勝ち。
 2本目 ゴブリン小槌打ちと燃えさし鍛冶をアークトレイルでおいしくいただく。次に出てきたケンバを対消滅させると、またも相手の後続が途絶えて勝ち。

 ・・・なんと勝ってしまいました。しかし今回はデッキが強かったためか反省点というか今後のための気づきというかそういうものがあまりありませんでした。強いてあげるなら、色が合わないマナマイアをいれるより色が合う土地をいれた方が強いっぽいとか、きらめく鷹をはじめて使ったところなかなかいい仕事をしたとかそのぐらいでしょうか。まあ何はともあれ、久々に1位をとれて嬉しく思います。参加人数が少なかったり、レアがやたらと強かったり、相手が事故ったりマリガンしたりと、運がよかったとしか言いようがないところではありますが、勝ちは勝ちということで、シード権はありがたく頂戴します。
 次はおそらくゲームデー。またファイレクシア陣営で出たいものですが、果たしてどうなることやら。さしあたり塗膜シャッター毒殺でも調整してみようかな。と思いきや塗膜はミラディン陣営なので採用できませんね。残念。しかしまだ時間はあるのでのんびり考えることにします。ではではまた。


本日のシールド  4勝

今期のスタン   3勝2敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  8勝4敗
今期のドラフト  2勝1分 (2011/2/20現在)

これまでのあらすじ

 全霊をこめて構築したデッキをゴブリンに叩きのめされ、絶望に打ちひしがれるNewman。それでも大会開始までのわずかな時間に一縷の望みをかけ、乾坤一擲の新作デッキをつくり始める。思考錯誤(試行などしてませんので念のため)の末に一筋の光明を見出したものの、疲労は頂点に達し倒れこむように眠りに落ちてしまう。果たして、Newmanはデッキを完成させることができるのか?がんばれNewman。起きてくれNewman。CCCで、みんなが君を待っている!



 はいお疲れ様でした。起きるわけないですよね。朝電話をくれた某氏へ。その節は電話に出ず申し訳ありませんでした。ちょっと反省してますのでぜひともご容赦いただきたく存じます。


さてさてさて、というわけでCCCに参加することは叶わず、大会終了後に会場入りしてEDHを3回まわしてみんなでご飯を食べたのち帰宅、一日を終えました。しかしこれでめでたしめでたし、というのではあまりにもあまり。というか成長がないので、これを今後に生かしたいところなわけですよ。そこで、この日にとった行動とその背後にあった考え方をみなおしてみようと思う次第なのです。そこで手始めに、今回大会に出なかったのは果たして失敗だったのかを考察していきます。

 が・・・ 駄目っ・・・

 このあとの展開をいろいろ検討したんですが(いやまじでいろいろ検討しました。大会に出る必然性についてとか自分をムリクリ大会に参加させるための方法についてとか)、どうもろくな結論になりそうにない。というか「マジックという悪魔の遊びに対する唯一絶対の抵抗は『やらない』ということだ」とか言い出しそうで怖いわけです。あと文章力が足りないためにうまくまとめられそうにない&やたら時間がかかりそうというのもありまして。なので少なくともこの場での深追いは回避する方針で、これにて後編を閉じたいと思います。ご愛読ありがとうございました! Newman先生の次回作にご期待ください!

 というわけでたぶん次回はゲームデーでしょうか。とりあえず、やむを得ない事情(休出とか天変地異とかね)がない限りなにかデッキをつくって参戦することをこの場を借りて宣言します(ちなみにこれ、前述したムリクリ大会に参加してしまうための方法のひとつだったりします)! 首尾よく参加できたらレポートも書きますのでよろしくお願いします。ではでは。
さてさてさて、今回は紆余曲折を経てCCCに出場しなかったわけですが、不出場に至った経緯を思い起こすことによって自分の思考を整理し、同時に今後の大会への取り組みかたまで考えてしまおうという目論見でこの文を書いていこうと思います。結論は出ないか、よしんば出たとしてもしょぼいものになる予感しかしませんですが、とりあえず書いてみようかと。

 さてさて、当初は、すくなくとも大会前日までは、CCC104thに参加するつもりであった。CCC103rdの反省をもとに、コントロールに強く、ヴァラクートにも勝ち目が十分にあり、なおかつ面晶体の蟹にも耐性がある新作デッキを練り上げ、虎視眈々と優勝を狙いにいくつもりであったのだ。これがそのデッキだ。

クリーチャー 10枚
 4 面晶体のカニ
 4 戦隊の鷹
 2 石鍛冶の神秘家

呪文 24枚
 1 呪文貫き
 4 マナ漏出
 1 剥奪
 4 書庫の罠
 4 定業
 2 審判の日
 1 肉体と精神の剣
 1 骨溜め
 4 ジェイス・ベレレン
 2 精神を刻む者、ジェイス

土地 26枚
 4 地盤の際
 4 天界の列柱
 4 金属海の沿岸
 2 霧深い雨林
 2 沸騰する小湖
 1 乾燥台地
 1 湿地の干潟
 5 島
 3 平地

サイドボード
 4 コーの火歩き
 2 漸増爆弾
 2 呪文貫き
 2 コーの奉納者
 1 無限に廻るもの、ウラモグ
 2 神聖の力線
 2 貪欲な罠

いかがだろうか。蟹と6枚のジェイスでコントロールを葬り、ヴァラクートには書庫罠が突きささる。ビートダウンには鷹やウルフトークン等で戦線を構築し、ライブラリーを削っているうちに巨大な骨溜めが降臨するという寸法だ。もちろんラスオブゴッドも抜かりなく採用してある。忘れられがちだが最大の仮想敵であるところの青緑面晶体の蟹デッキより早くライブラリーを削ることができる点も見逃せない。サイドには最近流行と噂されるゴブリン対策を大量に取っている。さらに蟹対策の枠を確保した上で、蟹対策対策まで投入するという念の入れようだ。一分の隙もない、まさに盤石の態勢といってよい仕上がりと信じていた。そう、信じて疑わなかったのだ。前日の調整会でゴブリンにぼこぼこにされるまでは・・・

 はじめて目にした新環境のゴブリンは、悠長に面晶体など召喚している私のデッキを瞬く間に蹂躙し、同時に本体の精神力をもずたずたに引き裂いていったのだ。

 蟹で削りつつブロックだ! といっても何ひとつ止まらんな・・・ ではマナリークで弾いてくれようか! ぬうう既に4体も出てしまっておるな・・・ ならば鷹で相打ちだ! なんと稲妻の餌食になってしまうとは・・・  事ここにいたってはジェイスで回答を探しにいくしかあるまい! しかしもう我が命は風前の灯・・・ ええいこうなったら神の怒りでッ! しまった間に合わないッッ!


 というかんじ。なんなんですかねあれ。超速いんですけど。あれだけ速いとカルドーサ再誕とかが凄いアドバンテージカードに化けますね。1体1体はたいして強くないのにいちいちカードを消費してぷちぷち潰しにいかないと本体が死んでしまうという。カードもターンもごっそりもっていかれてボードもハンドもライフも心も焼け野原ですね。サイド後はラチェットボムで詰むシーンなどもあるのでそれなりに戦えるようにはなるんですけど、メイン戦はどうにも絶望的ですね。
 といった流れでゴブリンがやばいことがわかりましたので、対策を強化する方向に天秤が傾きました。かくしてNewman氏の没落は始まったのです。ここから氏の思考の軌跡を追います。ちなみにデッキ調整のあと麻雀を打って解散して帰宅後の、だいたい朝6時ごろからの一連の思考です。

 
 赤単がマッチに勝つうえで、1本目を取ることの意味はことのほか大きい。なぜならマジックは3本勝負であるから。赤単を潰すカードは世の中にごまんとあり、たいがいのデッキのサイドボードには赤対策あるいはそれに類するカードが用意されているわけで、1本目はともかく少なくとも2本目以降は、除去の嵐に耐えながら、ライフゲインにもめげることなく、カウンターをかいくぐって悪斬やらとぐろエンジンやらを潰したのちに、P赤生物の群れをかきわけて相手本体を倒さねばならないのだ。この道のりの険しさは尋常ではない。ゆえに、赤単にとって1本目のデュエルは1マッチ中もっとも重要なゲームとなる。これを確実に取れて、そこでようやく試合がはじまるといっても過言ではないのだから。ならば、1本目を取らせないようにデッキ調整をおこない、赤単攻略の第一歩にしようではないか。
 まずカルドーサを弾くためにピアスを4本積むことからはじめよう。とりあえず重いマナリークをピアスに変えるとして、ほかにこのデッキで赤単に効かないカードは何だろう? まず何といっても蟹だ。相打ちも取れないクリーチャーに意味はない。そして書庫罠。こんなスペル打ってる場合ではない。すなわち、ライブラリーを攻める作戦そのものが弱いと言うことになる。ここを軽くて戦闘力のあるクリーチャーに変えるだけでだいぶ戦えるようになるはず。つまりウィニー系に路線変更すればよいのだ。ではなにを使う? 相手がゴブリンガイドを擁している以上1マナでパワー2は必須。そして信号の邪魔者を止めるには飛行が要る、ならばきらめく鷹だ。戻すアーティファクトにはオーニソプター。これも飛行だし都合がいいぞ。しかしパワー0はいただけない。まあ装備品で強化すれば問題はないが他になにかないか? そうだあれがあったぞ重力の変容! 十字軍にモートがついてたったの5マナ! 超お買い得なところで2枚いれちゃおう! これでどうよ? カウンター白ウィニー!

 4 オーニソプター
 4 鷹
 4 鷹
 4 もはや絶望とはいわせない梟
 2 石鍛冶
 3 エメ天
 4 ピアス
 2 重力の変容
 2 キマイリック大群
 1 青森剣
 1 骨溜め
 2 すごいジェイス
 1 ギデオン
 26 ランド

 ・・・これアーティファクト少ねぇな。鷹が出なくて悶絶するシーンが容易に想像できる。しかも軽い除去とか全くないし、ラスゴが間に合わないのに重力の変容が間に合うわけないじゃん。じゃあメムナイトでも入れるか? しかしそれなら白単装備デッキでいいんじゃないかね? むしろきらめく鷹を切るか? 代わりになんかいいフライヤーはいないかな? そうだあれがあったぞケンバの空護衛! ライフも回復できておいしいぞ。しかしさすがに重いよな・・・ なるほど極楽バードか! 緑白にすればいいんじゃね? これでどうよ! 緑白ライフゲインビート!

 4 極楽バード
 2 ラノエ
 4 ソウルワーデン2号
 2 石鍛冶
 4 ケンバの空護衛
 4 ベイロス
 4 悪斬
 4 兵士6体出すぜ
 1 青森剣
 1 骨溜め
 2 虎昇天
 2 ガラク
 2 アジャニ
 24 ランド

 ・・・なんか適当だけど悪斬が出ればいけるんじゃないか? んでもこれ除去がないぞ。まあマスティコアでもいれればなんとかなるか? しかしよくみるとこのデッキラスゴ食らうともはや処置なしだぞ。黒除去の前にも無力だし。というか蔦いれようよ。それよりもふだん緑使わないとこういうときにカード足りなくて困るんだよね。モニュメントもってないし、エルズペスもないし、いまいちかのう・・・ やはり除去がないってのがデッドリーだよな。ゴブリンにはなにが効くかな? リセット系は概ね効くけどこっちのクリーチャーも流れるし、アースクエイクは消えちゃったし、アークトレイルがベストか? 本当か?・・・ そうだあれがあったぞ二股の稲妻! 火力で場をコントロールしてベイロスで攻めればいいんじゃね? これでどうよ? 歴史と伝統のステロイド!

 4 極楽バード
 2 ラノエ
 4 マナの壁
 4 ベイロス
 4 復讐蔦
 1 マスティコア
 1 赤タイタン
 2 ワームとぐろエンジン
 4 稲妻
 4 二股の稲妻
 4 アークトレイル
 3 ガラク
 23 ランド

 ・・・また適当だな。しかしこれぐらいやればゴブリンに勝ちそうじゃね? とはいってもヴァラクートという環境最強のステロイドがある以上こういう赤緑はお呼びでないんでないかい? しかもゴブリンに勝てたとしてもほかになにに勝てるんだこれ? あと剣が2本ともP緑なのも何気に厳しいよな。どうも逆風なかんじですがなにかないか? アーティファクト破壊をメインに取ればいいのか? 毒オランウータンがいたけど毒になっちゃうしなあ。ならばむしろ毒にすればいいのか? てことは黒緑に向かうのか? そう考えるとコジレック審問が環境にあってるような気もするし、ファイレクシア十字軍はP赤だからゴブリンにも強い。これは来たか? しかしサルが腐るシチュエーションもあるだろうし、なにかうまいカードは・・・ そうだあれがあったぞ液鋼の塗膜! サルも無駄にならないし相手のクリーチャーをアーティファクトにすれば3/1毒エルフが止まらなくなって笑いが止まらないぜフホホホーイ! もはやこれしかないといっても過言ではない! 黒緑塗膜シャッター毒殺!

 4 極楽バード
 4 毒マナマイア
 4 ファイレクシア十字軍
 4 毒サル
 4 3/1毒エルフ
 2 スキジリクス
 3 ヴェンデッタ
 3 すごいテラー
 4 コジレック審問
 1 強迫
 2 精神腐敗
 3 液鋼の塗膜
 22 ランド

 ・・・書き出してみるとなんとも弱そうだなこれ。むしろ赤に勝てなくなってるよね・・・ しかもこれには重大な欠陥があるぞ。なんといっても塗膜シャッターというコンセプト自体が弱いということだ。なにせあのゴリラシャーマンと組んでさえ塗膜は弱いからのう・・・ って落ち着け自分。俺は一体なにと戦っているんだ? 本当に倒すべき相手はゴブリンなどではなく、面晶体の蟹だった筈だ。そのために青白蟹デッキを作ったんじゃないか。蟹に戻すか・・・ だがやはり白ウィニーが安定かのう・・・ どうしたものか・・・ 思い切って面晶体白ウィニーでいくか・・・ いや待てよ、メインを白ウィニーで戦い、サイド後に蟹ライブラリーアウトにトランスフォームすればいいのではないか? これだ! イッツアメタソリューション!  わかったぞ! わかったぞ! わか・・・・・・
 そうと決まれば早速カードを取り出して・・・ おや、もう7時ではないか・・・ さすがに眠いな・・・ まだ時間もあるしここは仮眠をとり、小一時間後ぐらいに再起動して改めて作業にかかろうではないか・・・ ぱたん・・・

 いい感じに眠りにおちたところで後編に続きます。ではではまた。
さてさてさてプレリも2日目ということで、残念な成績に終わった初日の雪辱を期して意気揚々と土浦まで行って参りました。ちなみに今日はミラディン陣営での参加。隣の席でコスとテゼレットを引き当てやがりなさっている某氏を横目にみながらパックをあけるとこんなカードさんたちの姿が。

・執行の悪魔
・背教の主導者、エズーリ
・精神隷属器
・ガルヴァノス
・蜃気楼のマイア
・知識槽

・・・・むねん。

もう帰りたい気持ちでいっぱいですがぐっとこらえて構築タイム。作ったデッキは以下。

クリーチャー 12枚
 1 煙霧吐き
 1 太陽の槍のシカール
 1 調和者隊の聖騎士
 1 レオニンの遺物囲い
 2 レオニンの空狩人
 1 屍気を飛ばすもの
 1 真鍮の従者
 1 金属の駿馬
 1 ドロスの切り裂き魔
 1 ゴーレムの職工
 1 執行の悪魔

呪文 12枚
 1 調和者隊の盾
 1 起源の呪文爆弾
 1 神への捧げ物
 1 存在の破棄
 1 闇の掌握
 1 ヴィリジアンの爪
 1 太陽の宝球
 2 主の呼び声
 1 拘引
 1 ピストン式大槌
 1 堕落の三角護符

土地 16枚
 10 平地
 6 沼

これは弱いな・・・全敗まであるかもな・・・

とか思いつつ実戦に突入。参加者30人ぐらい?の4回戦です。

ラウンド1 vs黒緑毒
 1本目 相手が事故って勝利。
 2本目 クリーチャー2枚拾うスペルで犬を回されて負け。
 3本目 相手が事故って勝利。

ラウンド2 vs黒緑毒
 1本目 よく覚えていないが勝利。
 2本目 序盤に5~6点の毒を喰らい、残りは玉座でじっくりまったり。
 3本目 マイアトークンで毒戦車の攻撃に耐え、ゴーレムで空から攻めて勝利。

ラウンド3 vs赤白
 1本目 刃砦の英雄にぼこぼこ殴られ虫の息。これをなんとか除去したものの間髪入れずに戦闘球。どーしろとゆーのだ・・・
 2本目 相手のマナ加速を潰して攻勢をかけるがミミック桶を置かれて攻撃が通らなくなる。その後刃砦の英雄、さらにマイアタービンまで出てきてもう何が何やら。こちらもマイアトークンを並べバトルクライをからめてなんとか削ろうと試みるも届かず負け。

ラウンド4 vs黒緑毒
 1本目 すごい毒軍団にはげしく蹂躙され敗北。
 2本目 ものすごい毒軍団にはてしなく蹂躙され敗北。

というわけで2日目も2勝2敗。昨日に続いて残念なスコアですが、このデッキで五分の星なら上出来なんじゃないかなあ。毒ロードがいて毒ジャザムジンがいて毒ヒドラがいて伝染病エンジンが後ろに控えてておまけに毒ミシュラがおいしいなんていうデッキに勝てるかっつうの。というわけで心が折れた私はリミテッドからの引退を宣言し、EDHにすべてをかける決心を固めたのでありました・・・



 しかしながら俄決心というものは往々にしてちょっとの地震であっさり液状化するもの。しかもこのとき、私の周囲には悪魔しか居なかったのである・・・
 ドラフトしませんか? あと1人なんですよね・・・ あれ、やらないの? そういえば昨日ドラフトしてないですよね? ドラフトやりましょうよ! 2月13日はCCCですよ・・・ ドラフト!ドラフト!ドラフト! ・・・ええい何なんだ貴様等!


というわけでできたデッキがこちら。

クリーチャー 14枚
 1 板金鎧の海うろつき
 1 ケンバの空護衛
 1 宝物の魔道士
 2 真鍮の従者
 1 モリオックの模造品
 1 回転エンジン
 1 不退転の大天使
 1 ルーメングリッドのドレイク
 1 血清掻き
 1 核をうろつくもの
 1 剣爪のゴーレム
 1 勝利の伝令
 1 剃刀ヶ原のサイ

呪文 9枚
 2 鋼の妨害
 1 迫撃鞘
 1 主の呼び声
 1 ピストン式大槌
 1 錆びた秘宝
 1 堕落の三角護符
 1 堕落した良心
 1 縒り糸歩き

土地 17枚
 8 平地
 7 島
 2 沼

こんなデッキですがおそらくプレリ限定の環境だったはずなので、今後の参考にはあまりならないかな。いちおう結果を書きますと、

ラウンド1 vs青白 ○×○
ラウンド2 vs緑白 ○△
ラウンド3 vs青黒 △

の2勝1分で1位タイ。劇的に強いデッキというわけでもありませんが、ポッド全体のカードプールもたいして強くなかったようで、まあまあ戦える仕上がりになっていました。今期初のドラフトとしては悪くないスコアかなと思います。


 では2日間遊んだ感想。まず強いと思ったカードについて。毒戦車とか生体武器みたいな明らかに強いといえるカードは置いといて、最初は舐めてたけど思いのほかやりよったカードさんたちを挙げていきます。
 ・真鍮の従者・・・恐るべきマナアドバンテージカード。生体武器等の重たい装備コストも軽く払ってくれる。ピストン式大槌との相性がよい。うっかりアタックしてきたクリーチャーをコンバットトリック的に討ち取れたりすると大変おいしい。1/3というサイズも何気に固いし、除去の的になってもそれはそれでおいしい。
 ・剃刀ヶ原のサイ・・・名前に剃刀ヶ原と入っているだけですでに弱そうだが結構頑張れる。おおむね6マナ6/6だと思っていい。宝物の魔道士でサーチすると吉。
 ・主の呼び声・・・インスタントが偉い。毒戦車等をチャンプブロックして粘ったり、いきなり金属術を達成したりと幅広く使える。バトルクライとの相性もよい。
 ・ヴィリジアンの爪・・・かなり地味だが実に味わい深いカード。これ1枚で戦闘性能が格段に上昇する。装備コスト1のすごさを実感できる1枚。

 今回のプレリで気になったカードはこんなところです。んで個々のカードから離れて環境全体の印象の話をしますと、もっとも大きなインパクトは優秀なアーティファクト対策カードが結構な枚数追加されたことではないかと思います。包囲戦はスモールエキスパンションである分、傷跡と比べて1枚1枚のカードの出現率が高い筈なので、傷跡のみの環境とくらべてアーティファクトが無力化されやすくなります。そのため、デッキ構築の段階でアーティファクトに頼らない構築をしたり、プレイングの段階でアーティファクト破壊を前提として動いたりすることの重要度が増していると感じました。三角護符は必ず起動用のマナを残して出すようにする、またそうできる余裕を作るために軽いカードを必ず一定数以上投入して序盤の展開の確実性を上げる、みたいなかんじですかね。みんなやっていることではあるでしょうが今後はもっと気をつけなきゃいかんぞと。強いカードを限界まで温存するプレイング、さらには切り札を切らないまま勝利するプレイング。そういう戦い方を身につけることがいままで以上に大切になってくると予想しています。当面はその辺を意識してゲームに臨みたいと思います。といったところでプレリの反省はここまでです。次はたぶんCCCかなあ。またデッキ作らんといかんのだがどうしたものか。まあぼちぼちやりますか。ではでは。


本日のシールド  2勝2敗
本日のドラフト  2勝1分

今期のスタン   3勝2敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  4勝4敗
今期のドラフト  2勝1分 (2011/1/30現在)

さてさてさて、いよいよやってきました包囲戦プレリ。例によって土浦に足を運び、初日はファイレクシア陣営で参加しました。パックから出たレアは

・水銀のガルガンチュアン
・起源の波
・試作品の扉
・墨蛾の生息地
・骨溜め
・イシュ・サーの背骨

という6枚。傷跡のレアはまあ見なかったことにして、包囲戦からはまずまずのレアが出ました。構築は最初に青黒金属術でつくりましたが、これがあまりにも弱くて1回戦をあっさり落としたため青白毒デッキに変更して残り試合を戦いました。そのデッキはこちら。

クリーチャー 13枚
 1 銀のマイア
 1 銅のマイア
 2 ノーンの僧侶
 1 ヴィダルケンの解剖学者
 1 錆ダニ
 1 パラジウムのマイア
 1 枝モズ
 1 核をうろつくもの
 1 剃刀のヒポグリフ
 1 空長魚の群れ
 1 ファイレクシアの巨大戦車
 1 水銀のガルガンチュアン

呪文 10枚
 1 調和者隊の盾
 1 鋼の妨害
 1 起源の呪文爆弾
 1 正義の施行
 1 転倒の磁石
 1 骨溜め
 1 消失の命令
 1 堕落した良心
 1 縒り糸歩き
 1 イシュ・サーの背骨

土地 17枚
 1 墨蛾の生息地
 9 平地
 7 島

あれ寝てしまった。日記の途中ですが気づいたらプレリ2日目の朝を迎えてしまっているのでとりあえず中断ということでよろしくです。続きは今夜or明日。ではでは。


さてさて、無事に2日目の日程を終えて帰宅したので初日の実戦レポートに進みます。参加者50人強の4回戦です。

ラウンド1 vs赤白
 1本目 マントと飛行クリーチャーの攻勢を何とか凌いだところに白ゼニスをくらって負け。
 2本目 またもやマントを出され攻め込まれる。これを青タッパー、錆ダニ、マナマイアと並べて押さえこみにかかったもののインフェルノ5点で戦線が崩壊して負け。

ラウンド2 vs白緑青
 1本目 毒ガルガンチュアンで殴って勝利。
 2本目 1マナメタルクラフト3/3等に速攻を決められ負け。
 3本目 相手の強力カードをうまく除去できて勝利。

ラウンド3 vs赤白
 1本目 序盤押し込まれるも青タッパーで凌ぎ、相手の後続が途絶えたのに付け込み生体武器を展開して勝利。
 2本目 ミラディンの十字軍等に攻め立てられ、抵抗手段もことごとく除去されて敗北。
 3本目 2本目と同じような展開で敗北。

ラウンド4 vs赤単
 1本目 バトルクライ持ちクリーチャーと燃えさし鍛冶をつぶして毒殺。
 2本目 同じく燃えさし鍛冶をつぶして毒殺。


というわけで2勝2敗でした。スコアはカードプールの強さからいって妥当なものかなと思っていましたが、終了後の反省会で仲間とカードプールを交換して構築の練習をしたところもう少し頑張れた説が浮上しました。デッキのベースをメタルクラフト系のカードで固め、毒戦車や毒支配魔法といった強力な感染系カードをタッチして構築するのが正解だった模様。そうすると2枚のガルマの保護者が安定してメタルクラフトを達成し、盤面をがっちり固めて戦えるデッキに仕上げられたようです。ミラディンの傷跡のリミテッドでは白系メタルクラフト指向のデッキを作ったことがほとんどなかったので、その辺のセンスとか経験値とかの不足が出てしまったかなと思います。あと7マナのカード2枚はさすがに重かったですね。選択としては両方とも切ってしまってデッキの安定運用を図るか、万能除去として背骨をとるか、強力フィニッシャーになりうるガルガンチュアンをとるか。これが好みといってしまっていいレベルの選択なのか、あるいは明快な正解が存在するのか、現状では私自身これだ!という回答にたどり着いていません。マナソースの枚数と、それに対応しての投入可能な重量級カードの限界枚数目安みたいなのは自分なりに数値化しておいたほうがいいかなと思いました。これはミラディン包囲戦期の課題として考えていくことにします。いろいろと探せば先人の研究成果も見つかるかなとも思いますので、ちょこちょこ調べてみようとも思っておるところです。

 といったところでさすがに疲弊してきたので今日はここまでにします。明日はプレリ2日目のシールドおよびドラフトのレポート、それから2日間通しての雑感などを書く予定です。ではでは、おやすみなさい。



本日のシールド  2勝2敗

今期のスタン    3勝2敗
今期のレガシー  2勝2敗
今期のシールド  2勝2敗 (2011/1/29現在)
 さてさてさて、CCCも佳境にさしかかり、スタンダードラウンドに続いてレガシーラウンドに突入です。デッキは白黒マーシナリー。リストは以下の通り。

クリーチャー 16枚
 4 塁壁を這うもの
 4 カテラン組合の説得者
 4 闇の腹心
 1 ラースの威嚇者
 3 墓忍び

呪文 20枚
 4 思考囲い
 1 コジレックの審問
 4 Hymn to Tourach
 4 剣を鍬に
 2 名誉回復
 1 師範の占い独楽
 3 梅澤の十手
 1 遍歴の騎士、エルズペス

土地 24枚
 4 不毛の大地
 4 ミシュラの工廠
 2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
 4 Scrubland
 4 湿地の干潟
 1 血染めのぬかるみ
 1 吹きさらしの荒野
 3 沼
 1 平地

サイドボード
 2 強迫
 2 仕組まれた疫病
 4 非業の死
 2 汚染
 2 解呪
 1 根絶
 2 虚無の呪文爆弾

です。デッキ解説はしません。涙なしには語れない練習と調整の結果こうなってしまったんです。そのへんはよろしく察してください。では実戦です。

ラウンド1 vs青白パミ、たぶんBtB
 1本目 囲い、審問、ヒムと連打して相手の行動を縛り、塁壁3枚とミシュラ2枚で勝利。
 2本目 手札破壊に土地破壊を絡めて相手の行動を縛り、墓忍びでヴィダルケンの枷をかいくぐり勝利。

ラウンド2 vsZoo
 1本目 ヒムからボブにつなげてアドバンテージを稼ぎ墓忍びまで漕ぎ着けるもライフはすでに6。そこに5/5の聖遺が現れナカティルと一緒に攻めてくる。ナカティルを止めて残り1のところにチェンライをくらって死亡。
 2本目 ヒムを連打して相手の手札を根こそぎ奪う。そこからボブでアドバンテージをとって勝利。
 3本目 不毛でサバンナを割ったら相手の土地が山1枚でストップ。事故に乗じてミシュラと十手で攻撃して勝利。サバンナが森だったら負けていた感が濃厚だがまあ良しとしよう。

ラウンド3 vsマーフォーク
 1本目 アーボーグを不毛で割られて色マナが1点しか出なくなり敗北。
 2本目 またまたアーボーグを不毛で割られて色マナが1点しか出なくなる。このときはソープロとミシュラで多少粘ったが逆転には至らず敗北。

ラウンド4 vsドレッジ
 1本目 ブレイクスルーから順調に発掘され敗北。
 2本目 囲いで手札を見るとイチョリッドやら古の遺恨やらに混じって朽ちゆくインプの姿
が。ここで必殺プロキシーの罠にはまり、これを臭い草のインプと勘違いして手札に残してしまう。このミスが自殺点となって発掘を許してしまい敗北。何をやってるんだか。


こんな感じの2勝2敗。傭兵たちはすばらしい活躍をみせました。パーミッション戦では3体の塁壁が組立作業員の半分ものパワーで相手を殴り、マーフォーク戦では説得者が先陣を切って目くらましに突っ込んでいき、Zoo戦、ドレッジ戦では多くの傭兵たちが手札に来ることを自重して有効ドロー率を向上させました。
 それにくらべて他のカードどもはいったい何をしていたのだろう。囲いは使用者をプロキシーの罠に追い落とし、ヒムはランダムディスカード選択のダイスロールでゲーム時間を長引かせ、ボブは無駄に手札の重量を増やしてプレイヤーの疲労蓄積に貢献する。墓忍びにいたっては探査能力で計算ミスを誘発し、本体の脳力不足を露呈してくれる始末だ。まったくどいつもこいつもろくなもんじゃねー。君たちには失望した!

というわけでこのデッキは解体します。傭兵を引かないほうが強い傭兵デッキってねえ・・・

今回の教訓:先人の知恵にはきちんと学びましょう!ではでは!


本日のレガシー 2勝2敗

今期のスタン    3勝2敗
今期のレガシー  2勝2敗 (2011/1/23現在)
 さてさてさて、2011年最初の大会ということでCCCに参加してきました。デッキは黒赤吸血鬼。昨年末ごろから使っていたものをいじっての参戦です。リストは以下の通りです。

クリーチャー 21枚
 4 臓物の予見者
 4 恐血鬼
 4 マラキールの門番
 2 カラストリアの貴人
 4 ナントゥーコの影
 3 探検家タクタク

呪文 16枚
 2 血の復讐
 4 稲妻
 2 強迫
 2 コジレックの審問
 1 反逆の印
 1 墓所王の探索
 1 闇の後見
 1 選別の高座
 2 肉体と精神の剣

土地 23枚
 4 溶岩爪の辺境
 4 竜髑髏の山頂
 4 黒割れの崖
 2 新緑の地下墓地
 8 沼
 1 山

サイドボード
 4 躁の蛮人
 1 カラストリアの貴人
 2 皮裂き
 1 破滅の刃
 2 電弧の痕跡
 2 反逆の印
 1 強迫
 1 選別の高座
 1 狂乱のサルカン

 前回からの変更点をあげますと、まずあまりにもバニラ感がただよう吸血鬼の裂断者を手札破壊と入れ替え。変更当初は強迫4枚でしたが、事前のスパーで面晶体の蟹に削り殺されたため対人メタで2枚を審問に変更。血の復讐を増やしたのも蟹対策です。この枠はサルカンをサイドに落とすことで捻出しました。それと、コントロール戦等で死にカードになりやすい反逆の印を減らし、わかりやすいアドバンテージカードである闇の後見と、除去に強い大型クリーチャーとして使える黒探索を投入。ちなみにこの黒探索を入れるアイディアはカントク氏に教えてもらったもの。感謝です。
 サイドボードはアーティファクト対策に蛮人を4枚、速いビートダウン対策および枚数調整担当として貴人を1枚。自分としてはこの5枚はほぼ確定枠として扱ってます。もろもろの除去はもろもろのクリーチャーへの対策として相手にあわせて投入します。蟹相手には問答無用で全部投入する方針で。本当はなにかエルドラージも入れようと思っていたんですが、これは枚数の都合で断念しました。コントロールデッキ相手には強迫と、選別の高座を追加で入れます。サルカンは同系をはじめとしたクリーチャーデッキに対抗するためのカード。といったところで実戦です。参加者20人ぐらいの5回戦。

ラウンド1 vs赤白上陸
 1本目 青森剣で場の優位を築かれるも、序盤の削り+フェッチランドのダメージで相手のライフが6になったところに稲妻を2発打ち込み勝利。
 2本目 またもや青森剣、さらにティムまで出され劣勢に追い込まれる。皮裂きで粘るものの後続が出ず、恐血鬼しかいなくなって大ピンチのところでカラストリアの貴人をトップデック、一転して攻勢に出る。相手側ゴブリンガイドの攻撃で運良く土地がめくれたこともあり、そこから予見者、タクタクと連続で引き込んで守りきり勝利。皮裂きとか出してたら相手の方にもう当たりたくねーと言われてしまった・・・ そんなこと言わんとまた対戦よろしくお願いします!

ラウンド2 vsヴァラクート
 1本目 コブラを反逆の印で除去しつつひたすら攻める。相手ライフ4の時点でタイタンが降臨するも、クリーチャー2体パンチ+稲妻で削りきり勝利。
 感想戦によると、相手の2ターン目の行動がコブラorカルニハートの2択で、そこからコブラを選択したという話だったのだが、次のドローとあわせて考えるとカルニハートが正解だった模様。次に引いた1枚というのがデッキに1枚しか入っていないカードだったそうで、2ターン目の時点ではかなり微妙な選択だったのだろう。カルニハートから入った場合の展開をシミュレートすると、一度場が平らになってこちらには5枚ぐらいのそこそこの強さの手札、相手には内容は不明だが2~3枚の手札という感じになるんだったかな。そうなると勝負はわからない、というかむしろヴァラクートが機能している分こちらが不利まであるので、これはミスに助けられた勝利というべきだろう。
 2本目 相手の土地事故で勝利。

ラウンド3 vs青白コントロール
 1本目 ギデオンを突破できないまま列柱と鳥トークンに殴られて負け。
 2本目 ギデオンの除去にターンと火力をもっていかれ、ジェイスと列柱に対処できなくなり負け。

ラウンド4 vsゴブリン
 1本目 相手の引きが芳しくない隙に攻めきって勝利。
 2本目 カルドーサの再誕を3連打されるも強化カードを出されなかったためなんとか生き延び、ゾンビトークン、門番、タクタク、貴人と展開して勝利。

ラウンド5 vsヴァラクート
 1本目 1枚目のタイタンからのヴァラクート砲撃でクリーチャーが全滅。しかし血の復讐で即刻御退場いただき、恐血鬼+剣でパンチ。ターンが帰ってくれば勝利というところで、10枚削ったライブラリーのトップに2枚目のタイタンは現れた・・・
 2本目 クリーチャーで殴っていく→タイタン1枚目でヴァラクートが並ぶ→門番で倒してさらに殴る→タイタン2枚目でクリーチャー全滅→再び門番で倒す→ガイアの復讐者に殴られる→貴人を置いて抵抗を試みる→耕作からのヴァラクート砲撃→もはや自分のクリーチャーに稲妻を打って回復するしか道はない→ブロッカー的な概念が消滅してしまった・・・

 
 と5回戦を戦って3勝2敗。敗因としてまず挙げられるのは、やはり蟹を意識しすぎた点であろう。蟹をメタった副次効果としてクリーチャーデッキへの耐性が上がったという事実は否定できないのだが、そのぶんメタの上位であるところのヴァラクート、それから青系コントロールへの対策が甘くなっていた。特に3回戦の青白コントロールはまったくのノーマークであり、ギデオンが出てしまうともう勝負にならない感じだった。どこかに枠を取ってヘックスメイジを入れる必要があるようだ。まあ青白側から見た場合吸血鬼は結構嫌な相手のはずなので、きちんと調整すればそれなりに戦えるようになるだろう。次回はヘックスメイジをメイン、サイド合わせて必ずや4枚採用して試合に臨もうと思う。
 それと前回CCC後の反省で書いていた2枚のカードについて。まず血の饗宴は、吸血鬼の絶対数削減に伴いデッキから抜けることとなった。そのため効果のほども未だ身をもっては検証できていない。今後の調整いかんによっては採用されることもあるかも知れないが、包囲戦ですごいテラーが出ることを考えるともう出番はないような気もする。さしあたりこのカードの評価は保留。たぶん永遠に保留。
 続いて選別の高座を追加でサイドインする作戦、これを3ラウンド目で実行してみたが、まずまずであった。しかし使っている側としてはまずまずでも、相手から見るとさほどの脅威ではなかったようである。今回はカウンター2で引かざるを得なかったというのもあるにはあるが、優先度としてはヘックスメイジの方がはるかに上であった。「まずまず」程度の強さのカードに2枚ものスロットを割くのは良策とは言えまい。悪くはなかったものの、作戦としては失敗だった(念のため補足。1枚挿しといて1枚引くとかなり強いです。たぶん今後も1枚は残しとくと思います)。

 反省としてはこんなところでしょうか。まあ蟹にメタを張ったこと自体は悪くなかったと思ってます。やはり何に勝ちたいかと問われれば、ヴァラクートよりも青白コントロールよりも蟹に勝ちたいわけで、とりあえずゼンディカーがスタンダードから落ちるまでは、トップメタの影におびえながらも蟹を対策し続けることをここに宣言します!

 しかし次はもう少しバランスを考えてデッキを作ります・・・

 といったところでスタンダードはここまでです。このあとはレガシーの部に出たんですが、そのレポートはまた明日にでも書きます。大会スタッフの皆様、および参加された皆様ありがとうございました!ではでは!


本日のスタン 3勝2敗

今期のスタン  3勝2敗(2011/1/23現在)

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